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掲載日
2020/04/01
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大手百貨店/3月「新型ウイルス」売上3~4割減、インバウンド9割減も

掲載日
2020/04/01

 三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は4月1日、3月の売上速報を発表した。

伊勢丹新宿店 - Image: 伊勢丹新宿店


 三越伊勢丹39.8%減、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)43.0%減、エイチ・ツー・オー(阪急阪神百貨店)28.1%減、高島屋36.2%減、そごう・西武31.9%減だった。
 
 新型コロナウイルス感染拡大を受け実施した臨時休館、営業短縮で、売上、客数ともに大きくダウンした。

 好調だったインバウンド売上も、入国規制の影響もあり2月に比べて、大きく減少。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は約97%減、H2Oのインバウンド売上93%減、高島屋の免税売上は92.5%減などダメージを受けている。

 
■三越伊勢丹HD(2019年3月期売上高:1兆1968億円)
 伊勢丹新宿本店店頭37.9%減、三越日本橋本店店頭40.0%減、三越銀座店55.1%減などで、三越伊勢丹既存店計39.8%減だった。
 
 札幌丸井三越44.7%減、函館丸井今井37.8%減、仙台三越26.1%減、岩田屋三越31.5%減など、国内グループ百貨店は29.1%減となり、国内百貨店合計は37.2%減となった。
 
 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、首都圏三越伊勢丹(6店舗)では3月2日より営業時間短縮を実施。国内グループ百貨店でも、札幌丸井三越の両店と函館丸井今井が3月1日に(食品フロア除き)臨時休業し、一部店舗では営業時間短縮を実施している。
 
 また、札幌丸井三越では感染者発生による消毒対応などのために、3月15日を全館臨時休業した。
 
 行政からの外出自粛要請もあり、入店客数の減少や消費マインドへのマイナス影響を受け、首都圏三越伊勢丹(既存店)と国内百貨店(既存店)ともに、売上は6カ月連続で前年実績を下回った。
 
 インバウンド売上に関しては、入国規制の影響もあり2月に比べてさらに大きく減少した。
 
 百貨店店頭での売上が厳しい一方で、百貨店事業売上には含まれていないが、自宅で買物できる食品宅配サービス、ECの売上が好調。定期宅配サービス、(Isetan Door)や化粧品オンラインストア(Meeco)などは前年比2倍で推移している。 
 

■J.フロントリテイリング(2019年2月期売上高:1兆1251億円)
 大丸松坂屋百貨店の売上高は前年同月比43.0%減、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は44.1%減となった。 
 
 3月度の百貨店事業の売上高は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、インバウンド消費の大幅減だけでなく、国内消費も外出の自粛などにより入店客数のマイナス影響を受けた。
 
 顧客および従業員の安全、感染リスク低減などの観点から、全店で4日間(下関店は3日間)の臨時休業日を設けたことなどから、大きく売上がダウンした。
 
 東京都の外出自粛要請を受け、東京店、上野店はさらに1日追加休業(食料品売場を除く)。
 
 大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高(速報値)は対前年約97%減(客数97%減、客単価16%増)となっている。
 
 3月度の大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は、約37%減だった。
 

■H2O(2019年3月期売上高:9368億円)
 百貨店事業の全社計の売上高は28.1%減となった。内訳は阪急本店41.3%減、阪神梅田本店42.6%減、支店計0.6%減。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大による、海外各国の渡航制限、営業時間の短縮等の影響で、売上高・入店客数ともに大幅に減少し、厳しい結果となった。既存店売上高前年比38%減だった。
  
 インバウンド売上は、訪日外国人観光客が激減し、売上高前年比91%減(4店舗合計)となっている。
 
 国内売上は、国や自治体からの外出自粛要請の影響による外出の手控えや出勤者減少などの影響により入店客数が大幅に減少。食料品を中心に目的買いの来店があるものの、一部催事の中止や縮小の影響で、都心店を中心に厳しい状況が続く。都心型店舗34%減、郊外型店舗25%減だった。
 
 阪急本店は、外出の手控えや出勤者減少などの影響により、売上・入店客数ともに約4割減。特に年齢層の高い顧客の来店が減少した。
 
 インバウンド売上(93%減)は、売上シェアの約7割を占める中国人観光客売上高(94%減)の落ち込みが大きい。
 
 高額品(100万円以上)は、2月に刷新したロレックスなど一部のブランドが好調。改装中の売場による面積減があるものの24%減と堅調だった。
 
 阪急メンズ東京は、月末の週末2日間臨時休業した。
 

■高島屋(2019年2月期売上高:9128億円)
 高島屋単体12店の売上高は36.2%減、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた15店の売上高は35.5%減となった。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大により、不要不急の外出を控える動きが全国的に広がったことに加え、3月28日、29日は行政からの外出自粛要請などを受け、大阪店、日本橋店、横浜店、新宿店の各店を臨時休業したことなど により、前年実績を下回った。
 
 免税売上は、92.5%減となっている。
 
 店舗別売上は、全店が前年実績を下回った。大阪店、京都店、横浜店、港南台店、新宿店、玉川店、柏店、岡山高島屋の各店は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、2月28日から営業時間を短縮している。
 
 商品別売上は、サービス営業を除く商品群が前年を下回った。
 

■そごう・西武(2019年2月期売上高:6152億円)
 そごう・西武15店の売上高は31.9%減、西武池袋本店は30.9%減となった。
 
 すべての商品領域において、大幅に前年割れの結果となった。
 
 新型コロナウィルスの感染拡大を受け、入店客数が前年の3割減となっている。
 
 3月3日(火)以降感染拡大防止の観点から実施した、営業時間の短縮も売上減に大きく影響した。



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