帝人フロンティア、組紐状の圧電体をウェアラブルセンサーに活用した耐衝撃性のデバイス開発

 帝人フロンティアが、強い圧力がかかる部分の衝撃力を直接測定できる組紐状の耐衝撃性ウェアラブルセンシングデバイスを開発した。

新技術を活用したアクセサリー - Image: 帝人フロンティア

 同社は2017年に関西大学の田實佳郎教授とともに、ポリ乳酸繊維を基に圧電体を組紐状にしたウェアラブルセンサー「圧電組紐」を開発。圧力を加えると電気エネルギーを発生する物質である圧電体において、高分子圧電体を組紐構造にすることに成功した。今回のウェアラブルセンシングデバイスでは、「圧電組紐」の形状の変形性と優れた強度を活用し、これまで直接の計測が難しかった強い衝撃のかかる特定の部分の正確なデータ収集を可能にした。
 
 現在開催されている「第5回ウェアラブルExpo」では新技術を応用した例として、子ども向けのサッカー用シューズセンサーデバイスと、テニスラケットセンサーデバイスを公開。シューズセンサーデバイスでは、インサイドキックやインステップキック、アウトサイドキック、トゥキックといったキックの種別ごとにサッカーボールに与える衝撃力をシューズを着用したまま計測を可能にし、テニスラケットセンサーデバイスではボールに与える力をガットストリング1本ごとに計測ができるという。形状の自由度が高いことでアイテムのデザインを損なわずにデバイスを製作できるようになったため、ファッションやヘルスケア、インテリアなど幅広い用途への応用を目指す。

 

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