急成長するインドのアパレル市場に世界のSPAブランドが続々と参入

 世界のSPAアパレルブランドによるインド進出の動きが活発だ。5月に「GAP」が首都デリーにインド第1号店を出店し、これに続き「H&M」は先週、今年9月に進出を計画していることを明らかにした。ユニクロを含め、追随するSPAブランドの動向にも注目が集まる。

 インドの統計会社Wazir Advisorsの算出によると、インドのアパレル市場は約5.6兆円の規模で、2025年までに約25兆円にのぼると予想されている。スペイン発の「ザラ(ZARA)」は5年前に初出店を果たしており、現在はインド全土で約10店舗を展開。ライバルのSPAブランドを一歩リードしている。「ユニクロ」は、昨年6月に柳井会長がインドのモディ首相とニューデリーで会談し、時期は未定だがインドに進出することを発言。その他「マッシモドゥッティ(Massimo Dutti)」「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」「トップショップ(TOPSHOP)」といったブランドも上陸を控えているようだ。  「GAP」は、デリーの第1号店を皮切りに今月ムンバイにも出店し、今後4年間で40店舗の展開を目指すという。上陸の時期についてギャップ・インドのビジネスヘッドOliber Kayaは「良きパートナーを待っていた」と説明。参入するには市場を熟知する現地企業や地方政府との連携が不可欠だが、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」や「カルバン・クライン(Calvin Klein)」など多くのブランドのインド進出も手がけたArvind Lifestyleとのパートナー提携が上陸を後押しをしたとコメントしている。しかしフォーブス誌は、「GAP」の上陸について「5年出遅れている」と指摘。今後の展開について、広告の見せ方や現地の物価に合わせた価格設定といったローカライズを促進し、「他のブランドとの差別化を図る工夫が必要」と見解を示している。

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