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新型コロナウイルス流行で東京ファッションウィークの開催に不安の声、ショー中止するブランド相次ぐ

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fashionsnap
掲載日
2020/02/25
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 新型コロナウイルスの感染が日本国内でも依然として拡大し、ファッション関連のイベントの中止が相次いでいる。3月に開催を控えている東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week Tokyo 2020 A/W」は、今月18日時点では予定どおり3月16から21日まで開催する方針を示したが、感染収束の目処が立っていないことから、参加ブランドを中心に開催可否を心配する声が出ている。こうした状況を受けて日本ファッション・ウィーク推進機構は「(東京ファッションウィークに)関わるすべての皆様の安全・安心を第一に、早急に最善策を決定したいと考えております」とし、3月2日に実施の可否やそのほかの決定事項について発表すると公式サイトで明らかにした。

Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 A/Wの公式サイトより


 昨年末に中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、今月25日の時点で中国国内だけで感染者は7万7,658人、死亡者は2,663人にのぼる。韓国や日本など30以上の国と地域でも感染が確認されており、世界的に対策が急務とされている。厚生労働省は20日、各種イベント主催者に向けて、人が密集するイベントは専門家の意見を聞いた上で開催時期の見直しの必要性などを再検討するように公式サイトを通じて伝達した。
 
 ミラノファッションウィークでは、最終日の2月24日に予定されていた「アツシ ナカシマ(Atsushi Nakashima)」のショーがイタリア政府からの通達により開催前夜に中止する事態となったこともあり、Rakuten Fashion Week Tokyo 2020 A/Wの参加ブランドもショー直前の開催中止を危惧し、事前に中止を決断するブランドが相次いでいる。ショーを開催するブランドにとって、会場準備や出演モデルのキャスティング、サンプル制作などに係るコストの負担は大きく、ショー直前に開催中止となった場合は多大なダメージを受けることになる。

 東コレでは18日時点で43ブランドがショーやプレゼンテーション形式で参加を予定していたが、「アンメイ(Anmay)」「ヴィヴィアンタム(Vivienne Tam)」に加えて、「タエ アシダ(Tae Ashida)」がショーの開催を辞退することを決定。今日25日には厚生労働省による新型コロナウイルス感染拡大の移行期段階に突入したとの発表を受け、「ティート トウキョウ(Tiit Tokyo)」が「ご来場者様および関係者の健康と安全を最優先に考慮するため」としてショーの中止を発表した。

 新型コロナウイルスの流行は東京やミラノに限らず、2月24日に開幕したばかりのパリファッションウィークにも影響を与えており、中国発の「Jarel Zhang」や「Mashama」、台湾発のブランド「シャッツィ・チェン(Shiatzy Chen)」などがショーの開催を見送り、「Uma Wang」はショーからプレゼンテーションに発表形式を変更。このほか「シャネル(Chanel)」や「ヴァレンティノ(Valentino)」が日本のPR担当者の現地入りを取り止め、「ヴォーグ ジャパン(Vogue Japan)」をはじめとした女性誌はエディターらの渡航を自粛するなどアジア地域から渡航するブランド関係者が減少。また、3月26日から開催予定だった上海ファッションウィークは延期することが決まっており、日程の目処は立っていないことから中止になるとも見られている。
 

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