日本経済新聞社が、講談社と連携して働く女性に向けたフリーマガジンで『Ai』（アイ）を発刊する。発行は日本経済新聞社、コンテンツ制作は講談社が担当。「ViVi（ヴィヴィ）」や「with（ウィズ）で培ってきた講談社が持つ女性誌のノウハウを活かし、海外モード誌に比肩するハイ・クオリティな誌面作りを目指す。

　日経新聞の折り込み雑誌として刊行される「The Nikkei Magazine Style Ai」が狙うのは、35〜49歳の「ビジネスの最先端で活躍するF2層」。ページ数32ページから48ページを想定し、ラグジュアリーやシティモードを中心とした最新のファションページをはじめ、美容やカルチャー、グルメの情報を掲載。また、読者に向けたセミナーやイベントの開催も共同で計画していく。

　編集長には講談社の女性雑誌「Glamorous（グラマラス）」の編集長を経て、現在は講談社メディア事業局企画制作部担当部長の藤谷英志氏を抜擢。広告は講談社メディア事業局と日本経済新聞社クロスメディア営業局が共同でセールスを行い、日本経済新聞本紙や日経電子版との連動企画なども可能だという。創刊号は首都圏と関西圏でエリアに、約60万部の配布を予定。初年度は年6〜8回の発行だが、翌年からは10～12回に増やして行く考えだ。