旧エチオピア帝国宮廷画家一族の末裔が手がけるファインジュエリーブランド「Liza Belachew（リザ ベラチュウ）」が、2014年春夏シーズンにスタートした。これを記念して、Via Bus Stop 東京ミッドタウン店で「Liza Belachew」にフィーチャーしたスペシャルコーナーが5月1日から26日まで展開されている。

　デザイナーLiza Belachewは、近代コプト画の確立者を祖父に持ち、芸術振興に尽力した旧エチオピア帝国宮廷画家の父と日本人の母の間に生まれた。父の個展のため幼い頃からバイエルンやニューヨーク、エチオピアの首都アディスアベバをはじめとする各地に滞在していたLiza Belachewだが、高校卒業までのほとんどは京都で過ごしたという。サンフランシスコの大学でデザインを学んだ後、再び日本に戻った同氏は、デザイン会社のキャリアを経て海外ファッションマガジンの国内ローンチに参画。その後、約9年間アートディレクターとしてクリエイティブ制作に携わり、 2014年1月に自身のブランド「Liza Belachew」を立ち上げた。

　「Liza Belachew」を展開するのは、ジュエリー事業以外にメディアデザイン事業やコンテンツデザイン事業を手がける日本企業のサンクタム。エチオピアのコプト画や神話伝承、大自然に着想を得たファーストコレクションは、セレクトショップ「Via Bus Stop」の都内主要店舗で展開予定だ。価格はリング62,000〜89,000円、ネックレス54,000〜162,000円、ピアス33,000〜153,000円、ブレスレット48,000〜500,000円。Via Bus Stop 東京ミッドタウン店にオープンしたスペシャルコーナーでは、通常は取り扱いのないアイテムも完全受注生産でオーダーを受け付ける。