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東京コレクション20AWのトップバッターは「チノ」 半身レイヤードで1着2通りのスタイル提案

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2020/02/07

 茅野誉之が手掛ける「チノ(Cinoh)」が、メンズとウィメンズ合同で2020-21年秋冬コレクションのショーを開催した。会場はワールド北青山ビル1階のインキュベーションスペース。東京で開催される2020-21年秋冬シーズンのファッションショーのトップバッターを飾った。

「Cinoh」2020年秋冬コレクションより - Image: Fashionsnap.com


 チノは第5回「Tokyo Fashion Award」を受賞したことで、副賞として「Amazon Fashion Week Tokyo 2019 A/W」に参加し、2019年3月に初めてショーを行った。茅野は参加が決まった当初から、継続してショーを開催することを決めていたという。前回まではパリおよび東京で展示会を開催した後に、プロモーション目的でショーを行っていたが、過去2シーズンの経験からセールスと連動したスケジュールの体制が整ったため、ショーの時期を国内の展示会スケジュールに合わせて約1ヶ月早めている。
 
 新作は、オーバーサイズの服を捲り上げるなど身体にフィットさせる行為からインスピレーションを得て、「compatible(=適合や調和の意)」をテーマに設定。チノの定番カラーであるホワイトやネイビー、スカイブルー、ベージュのカラーパレットに、ヴィヴィッドなオレンジやバーガンディーを差し込んだ。

 目を惹いたのは、アシンメトリーなレイヤード。半身頃だけ一枚余分に重ねられたアイテムで、左右どちらの腕でも通すことができる。ジャケットはウィメンズは左腕を、メンズは右腕を通すと裏地が表に出る仕様で、ニットやシャツにも同様のギミックを施した。これらをショーの冒頭と最後、9人のモデルが着用してランウェイに並び、同じアイテムで2パターンの着方を提案するユニークな演出となった。
 
 このほかメンズでは、ノーカラージャケット、オールインワン、シャツをワントーンでレイヤードし、オールインワンの襟をジャケットのラペルに見せるなど、組み合わせと着方の工夫で調和を図った。ウィメンズでは、クリーンなスタイルにロング丈のMA-1やバイカラーのレザーパンツなどでエッジを効かせ、チノならではのコンテンポラリーなデザインにひねりを加えている。
 
 チノは海外展開の拡大を視野に日本とパリで展示会を続けており、現在の海外アカウントは香港、上海、シンガポールなど6店舗(2月7日現在)だが「20店舗程度で安定すれば、海外でのショーも検討したい」としている。なお今シーズンはミラノコレクションの参加を打診されたが、タイミングなどを検討し辞退したという。次シーズンの2021年春夏コレクションは、パリのオートクチュールコレクション期間の後、7月中旬頃の発表を計画している。

 

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