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東京ファッションウィーク開幕 楽天を冠スポンサーに迎えた初のシーズンに

掲載日
today 2019/10/10
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 東京ファッションウィークが10月14日~20日の7日間にわたって開催される。アマゾン ジャパン(Amazon Japan)から楽天へと冠スポンサーが交代し、「Rakuten Fashion Week Tokyo」として生まれ変わって初のシーズンを迎える。

Key visual - Rakuten Fashion Week Tokyo


 合計42ブランドがランウェイやインスタレーション形式でコレクションを発表する予定で、うち12組が初参加、8組が海外からとなっている。先シーズンからは10ブランドほど減らし、より余裕をもったスケジュールに仕上げた。

 今年8月1日付で冠スポンサーに決定したばかりの楽天だが、三木谷浩史 代表取締役会長兼社長(Mickey Mikitani, Chairman and CEO of Rakuten, Inc. )も「日本のファッションを、国内はもちろん、世界中の方々に発信し、ファッション業界をエンパワーメントし、よりエキサイティングな体験をユーザーに提供していきたいと思っています」と述べている通り、初シーズンとなる今回もグローバルな視線を意識したプログラムが目立つ。

 オープニングを飾るのは、ロックスターYoshikiが手掛ける着物ブランド「ヨシキモノ(Yoshikimono)」のランウェイだ。東京ファッションウィーク自体には3度目の参加だが、新作コレクションを発表するのは3年ぶり。海外にもファンを持つYoshikiは、呉服屋の長男というバックグラウンドも併せ持つ。約10年前に立ち上げた「ヨシキモノ」では「伝統と革新の融合」をテーマに掲げており、ブランドは「日本国内で低迷を続ける着物業界に革新的なデザインを持ち込み、業界全体の活性化に大きく貢献し評価されている」という。大量の雨とピアノ演奏が印象的だった3年前のショーに続き、ステージの演出やセットにも期待が集まる。

Yoshikimono - Spring-Summer2017 - Womenswear - Tokyo - © PixelFormula


 アマゾンスポンサー時代に「サカイ(Sacai)」や「アンダーカバー(Undercover)」を迎え話題になった企画「At Tokyo」はファッションウィークから姿を消したものの、今シーズンは一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)が国外で活躍する日本人デザイナーを招へいする。

 今年2月にニューヨークで初のショーを行った「トモ コイズミ(Tomo Koizumi)」は、カラフルなラッフルドレスでファンタジックな世界観を披露し大きく注目を集めた。この9月にやはりニューヨークでコレクションを発表したばかりだが、16日に再び東京でランウェイを開催する予定だ。さらに同地からは、2017年「LVMHプライズ(LVMH Prize)」特別賞(Special Prize)に輝いた赤坂公三郎手掛ける「コウザブロウ(Kozaburo)」と、川西遼平のメンズブランド「ランドロード ニューヨーク(Landlord New York)」の2組が日本での"凱旋"ショーを行う。今後もこの取り組みは継続されるという。

 インターナショナルな施策で新しいのは、アフリカと日本とをファッションで繋ぐ「FACE.A-Jプロジェクト(Fashion And Culture Exchange. Africa-Japan)」だろう。アフリカのクリエイティブ業界に強い関心を持つオーガナイゼーション「アワトリ(Awa’Tori)」の呼びかけで発足したこの企画は、ユナイテッドアローズ(United Arrows)の栗野宏文 上級顧問がディレクションを行い、JFWOがアドバイザーとして参加。東京とラゴスのファッションウィークにおいて、日本とアフリカから選ばれたデザイナーのコレクションを発表する。

Tomo Koizumi - Instagram


 今回の東京ファッションウィークでは、10月16日の午後9時より東京タワーの麓にあるスターライズタワー(Starrise Tower)にて、コレクションのプレゼンテーションやディスカッションが行われる。アフリカからは、今年の「LVMHプライズ」グランプリを受賞した「テーベ・マググ(Thebe Magugu)」(南アフリカ)、同賞のファイナリスト「ケネス・イズ(Kenneth Ize)」(ナイジェリア)、そして「Anyango Maphinga」(ケニア)、日本からは藤田哲平の「サルバム(Sulvam)」、富永航の「ワタル トミナガ(Wataru Tominaga)」、山縣良和がディレクションする「コヨーテ(Coyote)」と、合計6組が参加予定だ。

 今シーズンの初参加組では、ロシアからの「タチアナ・パルフェノワ(Tatyana Parfionova)」、昨年の「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」を受賞したHachiによる注目の新進ブランド「バルムング(Balmung)」などに注目が集まる。

 また、「マメ(Mame Kurogouchi)」や「オーラリー(Auralee)」を輩出した「Fashion Prize of Tokyo」と、パリ ファッションウィーク中に合同ショールーム出展ができる「Tokyo Fashion Award」の受賞発表会は、10月19日に行われる。

 2016年からスポンサーを務めたアマゾンは、ECプラットフォームと連動した特別企画「At Tokyo」を中心に一般客を巻き込んだBtoC施策を進めてきたが、楽天もその方針を引き継ぐ意向のようだ。今シーズンは、「トモ コイズミ」を含む9ブランドのショーおよびオフィシャルナイトパーティに一般客を抽選で招待する。

 ファッション通販サイト「楽天ブランドアベニュー(Rakuten Brand Avenue)」やインターネットショッピングモール「楽天市場」におけるファッションジャンルの強化を図っている楽天。先月行った会見では、自社のファッション関連事業における新構想「Rakuten Fashion」を発表した。ファッションウィークとの契約期間に関しても、「短期間で終わらせては意味が無い。最低でも10年間はやれたら」と長期的な意欲を示している。将来的には海外ブランドの参加も促していくという。

 

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