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東京ファッションウィーク3日目、「エルザ・ウィンクラー」デビューに「ブラック・アイパッチ」も

掲載日
today 2017/10/18
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 Amazon Tokyo Fashion Week も折り返しの3日目を迎える。「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」や「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」で経験を積んだ中井英一朗手掛ける「エルザ・ウィンクラー(Elza Winkler)」の初ランウェイをはじめ、 "At Tokyo "プログラムでは「ブラックアイパッチ(BlackEyePatch)」が能楽堂でショーを行った。
 
「エルザ・ウィンクラー」のダークなエレガンス

Photo: Fashionsnap


  2014年に「エルザ・ウィンクラー(Elza Einkler)」を立ち上げたデザイナー、中井栄一朗は、文化服装学院、現文化ファッション大学院大学を卒業し、「ヨウジ ヤマモト(Yohji Yamamoto)」でキャリアをスタートした。その後「アトウ(Ato)」のチーフパタンナーを経てイギリスへ渡り、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」でシニアパターンカッターとして活躍。サラ・バートン(Sarah Burton)は彼に大きな信頼を寄せ、ジャケットやドレスを任されていたという。
 
 そんな「エルザ・ウィンクラー」が初となるショーを披露。「アンダー・ザ・ムーンライト」というテーマの通り、精緻なカッティングが光るクラシックなアイテムを、ダークで幻想的な雰囲気に落とし込んだ。サテンのコートやテーラードジャケットは、ウエストを絞ったシルエットとデコルテを包み込むような開きがエレガントでありながら、大ぶりのピークドラペルや立体的な曲線を描く変形ラペルには、どこかデカダンな女性性が漂う。わざとちぐはぐに繋いだマニッシュなストライプも、細かな切り替えで体にぴったりと沿ったフェミニンなシルエットを作り上げていた。チュールを重ねて羽根のようなボリュームを出したイブニングドレスや、夜の森やフクロウの幻想的なプリントが揺れるシフォンのロングドレスなども印象的だ。人の体を入れることで際立つカッティングが、決してトゥーマッチではない、けぶるような大人のエレガンスを表現していた。

 
「ブラック・アイパッチ」が見せる"土着"の東京ストリート

Black EyePatch SS 2018 - Photo: Fashionsnap


 東京の新世代ストリートを代表するブランド――そんな肩書を裏切るように、会場には尺八の音が鳴り響く。「ブラック・アイパッチ(BlackEyePatch)」が会場に選んだのは観世能楽堂跡地で、しかしショーが始まり鏡板の前に飛び出してきたのは、エンジン音も荒々しいバイクだった。ロゴバンド付ナイロンブルゾンにトラックパンツというルックに続き、次に現れたのはスケートボードでパフォーマンスを披露する2人のモデルだ。オレンジ、ブルー、ネオンイエローといったカラーを基調に、ボックスロゴTシャツ、やはりブランドロゴをプリントのように使ったパーカ、ジャージ、ブルゾン、そしてオーバーサイズのパンツ、ストリートスタイルに欠かせないセットアップなど、90年代のヒップホップカルチャーの影響が色濃く表れているが、ロゴアイテム同士をレイヤードするスタイリングや、漢字で「取扱注意」と書かれたボックスロゴが新しい。
 
 カルト的人気を誇るストリートブランド「シュプリーム(Supreme)」はショップをオープンした当時、街中のスケーターに配ったステッカーでゲリラ的な宣伝を行った。「ブラック・アイパッチ」も”謎のステッカー集団”として話題を集め、今ではジャスティン・ビーバーやエイサップ・ロッキーが着用している。海外のヒップホップスタイルをそのまま取り入れてリバイバルするのではなく、「土着」の要素をプラスしたいと語ったデザイナーの言う通り、暴走族や"ヤンキー"といった日本ならではのストリートシーンとのミックスも見て取ることができた。

 

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