松屋銀座の食品フロアが24年ぶりに大規模改装され、4月25日にリニューアルオープンする。18店舗が新規出店し54店舗がリニューアルするなど、昨年9月に12年ぶりの改装が完了した上層階とグレードとテイストで統一を図る。

　今回改装される食品フロアは地下1階と地下2階の1,425平方メートルが対象で、全体の7割に相当する72店舗を約5億円かけてリニューアルする。和食文化を伝える店舗やオーガニック食材を扱うショップ、実演・試飲・試食ができるプロモーションスペースを充実させるとともに、「ファッションとしての食の楽しみ」を強化。地下1階の洋菓子エリアは、百貨店初となる「Bvlgari Il Cioccolato（ブルガリ イル・チョコラート）」を導入し「Pierre Hermé Paris（ピエール・エルメ・パリ）」や「Chocolatier Palet D'or（ショコラティエ パレ・ド・オール）」も加えてファッションとの親和性を意識した売り場にする。8月以降にデビュー予定の和菓子、惣菜、パンの新ブランドも含めて、リニューアルオープン後1年で売上高は約125億円（2013年度対比108.8%）を見込む。