ブライダルデザイナー桂由美の仕事の現場を記録した初のドキュメンタリー映画「Yumi Katsura Mother of the Bride（桂由美マザー・オブ・ザ・ブライド）」が、5月31日から東京・渋谷アップリンクで上映される。同作品では、国内外のファッションショーの舞台裏や、東日本大震災で被災したカップルにプレゼントしたシビルウエディング（市民結婚式）などを映像化。監督はキム・スンヨンが務めた。期間は6月13日まで。

　「Yumi Katsura Mother of the Bride」は、桂由美の一年の記録した初のドキュメンタリー映画で、半世紀以上に渡り活動する桂由美の原点やこれまでの人生を自身のナレー ションで振り返える。作品では、王妃80歳の誕生日を記念して開催されたタイ王国初の本格的なファッションショーでのエピソードや、東日本大震災で結婚式の中止を余儀なくされた被災者カップルにプレゼントした市民結婚式などの映像が公開される。

　日本ブライダル界の第一人者として知られる桂由美は、共立女子大学被服学科卒業後パリに留学し、1964年に日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始。パリコレクションに毎年参加するなど、国内外を問わず活躍の場を広げている。