欧州最大のファッションコンテスト「イッツ」、予算不足で2017年は中止

 イタリアのトリエステで毎年7月半ばに開かれている若手デザイナー向けファッションコンテスト「ITS」だが、2017年は予算が不足し、中止になるとの発表があった。

「ITS 2013」のトロフィー - itsweb.org
 
 資金繰りの成果が「昨年より芳しくなかった」ため、今回の決断に至ったと主催者側は説明している。「今回集まった額では、過去15年と同等の質やレベルを保証することができない」という。
 
 「毎年非常に苦労している。同コンテストでは、15年間で合計1600万ユーロ(約 円)を集めることができたが、うち80%が民間企業からの資金だ。文化的なイベントや活動を主催する人なら、これがどれだけ稀なことかお分かりいただけるだろう」。
 
 バーバラ・フランキン(Barbara Franchin)によって創設された「ITS」には、若手クリエーターの重要なネットワークともなっている。アーカイブには過去15年の応募書類も含まれ、ポートフォリオ1万6000部、デッサン3万枚のほか、220ルック、アクセサリー120点、ジュエリー80点、フォトプロジェクト700以上を所蔵する。

Barbara Franchin - dr

 15周年を記念した前回は大きな成功を収めたが、「ITSの今後を考える時期が来ている」とバーバラ・フランキン。
 
 創設当初からスポンサーとなっている「ディーゼル(Diesel)」の創始者レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)や、10年前に加わった「YKK」、そして5年前にジュエリー部門でパートナーになった「スワロフスキー(Swarovski)」のほか、最近は「スウォッチ(Swatch)」グループも協賛している。
 
 2000年の発足以来、「イッツ」は多くの若い才能を世に送り出してきた。「バレンシアガ(Balenciaga)」のアーティスティックディレクターの座に収まったデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)や、「ランバン(Lanvin)」のアートディレクターでシニアスタイリストとなったケイティ・レイス(Katy Reiss)、そして「ジバンシィ(Givenchy)」のデザインディレクターであるコートニー・マクウィリアムス(Courtney McWilliams)、「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」のデザイナー、ヘイッキ・サロネン(Heikki Salonen)など、名前を挙げればきりがない。
 
 一方で、こちらも大きなコンテストである「イエール国際フェスティバル」には、今回からアクセサリー部門が追加された。
 

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