フリマアプリを運営するメルカリが、新人事制度「メルシーボックス（Merci box）」を導入することを発表した。産休と育休の合計約8ヶ月分の給与を100%保障するもので、さらなる事業成長に向け、安定的な人材確保を目指す。

　メルカリでは「破壊的創造を目指し大胆にチャレンジし、数多くの失敗から学ぶ姿勢」を重視しており、社員が「Go Boldにおもいっきり働ける環境」を充実させていくための人事制度をまとめたものとして今回のメルシーボックスを導入。同制度は「社員の家族を含めた環境の支援」「万が一の時のセーフティライン」「ライフイベントのサポート」の3つが軸になっており、女性では産前10週と産後約6ヶ月間の給与、男性ではパートナーの産後8週の給与を100%保障するほか、病気やけがの時のサポート、お祝い金や弔慰金の支給、全社員の死亡保険加入による社員の家族の支援などを行う。

　フリマアプリ「メルカリ」のダウンロード数は日米合計で3,100万件を突破。順調に事業を成長させており、これまでも副業の推奨やフレックス制度の導入などの各種支援を行ってきたが、「2月1日の今日で創業3周年を迎えるにあたり、中長期的に発展する仕組みの導入を検討した結果、産休・育休支援をはじめとした新人事制度を開始することとした」（代表取締役 山田進太郎氏）という。