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破産した「ソニア・リキエル」、会社清算の可能性も

掲載日
today 2019/06/05
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 本国フランスで再建型破産手続きを申請し身売り先を探していた「ソニア・リキエル(Sonia Rykiel)」に、会社清算の可能性が浮上している。
 
 メゾンは2012年に香港の利豊(Li&Fung)グループの経営者一家が立ち上げた投資会社Fung Brands(現First Heritage Brands)、ジャン=マルク・ルービエ(Jean-Marc Loubier)、シンガポールのファンドTemasekが共同で取得。その後2016年にFirst Heritage Brandsがメゾンの全株式を保有したが、先月管財人の手に委ね身売り先を探すことになっていた。
 
 買収提案の受付期間は最初5月31日に設定されていたものの、その後6月12日まで延長された。しかし、期限が一週間後に迫っていても、いまだ現実的なオファーはなされていないのが現状だという。

SS 2019 - Sonia Rykiel

 
 関係者筋によれば、唯一の「手堅い」オファーは元「バルマン(Balmain)」CEOのエマニュエル・ディエモス(Emmanuel Diemoz)のものだったという。同氏は「カルヴェン(Carven)」の買収にも名乗りを上げていたが失敗に終わっている。今回も、従業員200人(すでに150人に削減されることが決定している)のうち30人の残留、および買収価格わずか50万ユーロ(約6100万円)という提案を鑑みると、合意に至る確率は低いと考えられる。
 
 オファーが少ないこともあり、このままいけばパリの商事裁判所に会社清算を命じられるおそれもある。

 最終手段として、近日中に会社側からの申し立てがあれば、裁判所はオファー期間を数日延長する措置もとることができる。