第95回「ピッティ・ウオモ」開幕、サプライズに溢れたイベントに

 「『ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)』は95回目を迎えるが、今回は驚きという要素を前面に押し出した。内容も進化しているし、変化を続ける受け皿として発展しつつある」とピッティ・イマージネ(Pitti Imagine)のアゴスティーノ・ポレット(Agostino Poletto)CEO。1月8日〜11日の期間、イタリア・フィレンツェで開かれるメンズファッション展示会「ピッティ・ウオモ」には、今シーズン1230社が出展。うち542社が国外からの参加となる。

Pitti Immagine

 会場となる6万平米のFortezza da Bassoには、12人のアーティストがビデオインスタレーションを行った「Infinity Box」や、5分間の静寂を体験できる「Silence Box」、レクリエーション向けの「Park Box」、そして小規模な講演会やセルフィー用の「Show Box」など、様々な"ボックス"が設けられている。

 いくつか主要セクションの配置見直しも行っており、例えば実験的でアヴァンギャルドなブランド向けのスペース「Touch!」は昨年から Saloniの入り口に場所を変えた。「少し粗めの素材を使って、明るくミニマルな場所にした。ブランドの高級感を引き立て、一社ずつのブースが独立しながらも一貫した纏まりを形作っている」とポレット氏。内装はAndrea Caputo Studioが手がけている。

 「Touch!」エリアには多くの日本ブランドが出展しており、「東京ファッションアワード 2018(Tokyo Fashion Award 2018)」受賞デザイナー6組(「チノ(Cinoh)」、「ジエダ(Jieda)」、「レインメーカー(Rainmaker)」、「アーネイ(Anei)」、「ノブユキ マツイ(Nobuyuki Matsui)」、「ポステレガント(Postelegant)」)が参加するほか、姫路の伝統製法「白なめし」によるレザーに焦点を当てたプロジェクト「The Japanese White Leather Project」のもと、江崎賢の「エドロバートジャドソン(Ed Robert Judson)」、赤坂公三郎による「コウザブロウ(Kosaburo)」、山鹿竜輝の「メアリ オル ターナ(Mary Al Terna)」、そして「ミドリカワリョウ」といったブランドが「白なめし革」を使ったコレクションを展示する。

 また、「Futuro Maschile」セクションにはコンテンポラリーシックなブランドが揃う。他にも先シーズン始動したばかりのアウトドアゾーン「I Go Out」、アンダーグラウンドなファッションを集めた「Unconventional」といったエリアも充実している。

Slam Jam - Pitti Immagine

 ポップでカラフルなテーマが続いた「ピッティ・ウオモ」だが、今シーズンは「ストイック、クリーンな色使い、エレガンス」といった要素に立ち返った。イベントプログラムでも、クリエイターブランド、若手デザイナー、そしてクラシックなブランドが均等に参加している印象だ。

 初日には、ポルトガルブランドを集めたスペースのオープニングや、ストリート・アンダーグラウンドブランドの取り扱いで有名なイタリアのセレクトショップ「Slam Jam」によるインスタレーションがマリーノ・マリーニ美術館で披露されるほか、「ロシニョール(Rossignol)」と「フィリップ モデル(Philippe Model)」のコラボコレクション発表といったイベントが控えている。

 2日目の目玉はゲストデザイナー「Y/プロジェクト(Y/Project)」のショーだが、他にも韓国発「Beyond Closet」や「Canali」もコレクションを披露する予定だ。

 さらに、最終日には「Haculla」のショーや、「フィラ(Fila)」がアストリッド・アンデルセン(Astrid Andersen)を起用した新ライン「フィラ・フィヨルド(Fila Fjord)」の発表も。

Pitti Immagine

 「バブアー(Babour)」125周年や、「アレグリ(Allegri)」と「コットワイラー(Cottweiler)」、「レゾム(Les Hommes)」と「セルジオ・タッキーニ(Segio Tacchini)」のコラボ、「ウールリッチ(Woolrich)」のインスタレーションイベントにも注目が集まる。

 

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