資生堂が、新設のチーフピープルオフィサーに10月1日付で和田真司氏を起用すると発表した。同社の「ピープルファースト（PEOPLE FIRST）」人財戦略を推進し、組織体制を強固なものにする考えだ。

　和田氏はソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ在職中に組織変革を指揮したほか、ソニーグループのグローバル人事デジタルトランスフォーメーションを実行。プレイステーション・グローバル本社では副社長として人事の経験を持つ。和田氏が持つ人事領域における高い専門性に加え、アメリカで通算10年以上の人事経験と、グローバルにトランスフォーメーションを率いたノウハウにより、同社の既存の商習慣から脱却および、リーダーシップ体制の再編などでリスクの見極めによる自己改革が可能な組織を目指す。

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　資生堂は中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」の達成に向け、日本市場の再構築を進めている。3つの柱に「Profitable Growthへの事業構造転換」「固定費の合理化」「組織風土改革」を掲げ、その一環として人事体制も見直す。代表取締役社長COOの藤原憲太郎氏が、9月1日付けで資生堂ジャパンの代表取締役会長を兼任し、日本市場を主導。そのほか、常務チーフイノベーションオフィサー チーフブランドイノベーションオフィサーの岡部義昭氏が、副社長チーフマーケティング＆イノベーション オフィサー チーフブランドイノベーションオフィサー チーフブランドオフィサー ブランドSHISEIDOに昇格した。