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資生堂、1-3月期は9%の増収増益 インバウンド好調

掲載日
2017/05/12

 資生堂が発表した2017年度第1四半期の決算は、売上高が9%増の2325億円(現地通貨ベースで10.7%増)、営業利益が9.3%増の241億円となった。日本、中国、トラベルリテールがけん引したほか、新ブランドも堅調に伸びたという。

ヨーロッパ「Shiseido」のTVCMより - Shiseido EMEA


 日本事業では、中高価格帯のブランドが引き続き推移したことに加え、中国人顧客のインバウンド需要が拡大したことから、売上高は2.5%増の1011億円となった。また、パーソナルケアの育成ブランドの絞り込みによる収益性の向上で、営業利益は11.5%増の119億円に。特にインバウンドの売上の伸びは大きく、前年比30%増の130億円を記録している。
 
 中国では、「Shiseido」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、「イプサ」といったプレステージブランドと共にパーソナルケアブランドが大きく売上を伸ばした。両者ともEC事業の拡大が成長につながったという。売上高は現地通貨ベースで21%増、円換算で14.9%増の355億円となった。営業利益は、プレステージ領域が拡大したことにより原価率が低下したほか、マーケティング投資効率が向上したことで、88.6%増の66億円と大きく増加した。

 アジア・パシフィック事業でもプレステージブランドが大きく成長した。また、国ごとの嗜好や生活習慣に合わせたマーケティングを行った「Senka」などパーソナルケアブランドも好調で、売上高は円換算で14.3%増の133億円。営業利益は108.4%増の27億円と大幅に伸びた。
 
 米州に関しては、前期に取得した「ローラ・メルシエ(Laura Mercier)」の上乗せがあったものの、競争激化や市場成長鈍化、サプライチェーンなどの問題もあり、売上高は円換算で3.4%増の311億円にとどまった。営業利益には「ローラ・メルシエ」統合の先行投資なども影響し、前年同期33億円減の37億円の損失となった。
 
 欧州事業では、昨年ライセンスを取得した「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」の上乗せがあり、売上高は現地通貨ベースで23.1%増、円換算で17.6%増の265億円だった。営業利益は前年同期21億円減の21億円の損失。
 
 その他、好調に推移したトラベルリテール事業では、中国、韓国、タイといったアジアの主要空港免税店の売上が大きく伸びたことがけん引し、売上高は現地通貨ベースで81%増、円換算77.8%増の110億円となった。

 17年通期業績予想に関しては据え置き、連結売上高9400億円、営業利益455億円、純利益260億円を見込む。
 

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