掲載日
2019/10/01
2019/10/01
赤字拡大の「ヴィヴィアン・ウエストウッド」、ポートフォリオ見直しを進める
掲載日
2019/10/01
2019/10/01
英ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)社が発表した2018年度決算は、税引き前損失250万ポンド(約3億3000万円)を計上した。
前年2017年の190万ポンド(約2億5100万円)から赤字が拡大した形になるが、さらに今回は、実店舗2店を閉店したことも影響し、売上高も5%減の3880万ポンド(約51億2300万円)だった。卸売事業は0.22%増とほぼ横ばい
地域別の売上高を見ると、本国イギリスでは2%減の2340万ポンド(約30億8900万円)、国外最大の市場イタリアが5%減の900万ポンド(約11億8800万円)、そしてそれに続く日本が4%減の320万ポンド(約4億2300万円)となっている。
同社は「ポートフォリオの整理を目的として、現在展開中のラインを見直している」とし、コストも注意深く見守る意向を明らかにした。「既存店舗の改善と、『ヴィヴィアン・ウエストウッド』各ラインを通じたブランドイメージの再編成を図る」という。
国外展開に注力する方針は継続する予定で、中国やアメリカといった鍵となる市場の開拓と共に、既存のヨーロッパ、アジア市場も強化していく。
イギリスのEU脱退が与える影響については予測できないとも説明しており、ヨーロッパ事業からの収益が多くを占めている現状を鑑みると、合意なしの脱退に至った場合には減速することも考えらえる。
(2019年10月1日現在、1英ポンド=132円で換算)
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