鳥がさえずる、花が開く...からくりを搭載した「ジャケ・ドロー」最新時計が東京に上陸

　世界最大級の宝飾時計展「バーゼルワールド2015」で注目を集めた「ジャケ・ドロー（Jaquet Droz）」の新作時計が、日本で初披露された。世界的なツアーの一環で、創業者ピエール-ジャケ・ドローの軌跡と伝統技術を腕時計に表現した「チャーミング・バード」を改良したスペシャルモデルをはじめ、オートマタ（機械式からくり人形）を搭載したモデル2種が登場した。

　「チャーミング・バード アトリエ・オブ・アート コレクション」は、18世紀の"天才時計師"とも称されるピエール-ジャケ・ドローが手がけた機械仕掛のシンギング・バードを収めた複雑機械時計式腕時計。ブランドの専門技術の継承にオマージュを捧げ、アトリエ・オブ・アートの職人によって20時間以上をかけて製作された鳥は、サファイアガラスとカーボンといった斬新な素材と最新技術によって回転しながらさえずる。ホワイトゴールとレッドゴールドで展開され、生産はそれぞれ世界限定28本。価格は43,370,000円（税別）。

　初のオートマタを搭載した婦人時計「レディ 8 フラワー」は、ふたつの円が重なり合い、調和や永遠性のシンボル、そして「ジャケ・ドロー」のラッキーナンバーでもある「8」を描いたデザインが特徴。ギョーシェ装飾の背景に手作業でエングレービングとペイントを施されたレッドエナメルの羽をもつ蝶のモデルと、ダイヤモンドがスノーセッティングされた背景にブルーサファイアがあしらわれた蝶のジュエリーモデルが提案された。上の円にはサファイアクリスタルのカバーの下にハスの花が収められ、プッシュボタンを押すことでハスの花が開き中心のダイヤモンドが姿を現すという仕掛け。2つのモデルは、それぞれ世界で8本と28本限定で、価格は17,120,000円（税別）。