ルネッサンス絵画に混じってカールのポートレートを展示　ピッティ宮で写真展「Karl Lagerfeld - Visions of Fashion」開催

by

Dominique Muret

掲載日
2016/06/17

　イタリア・フィレンツェのピッティ宮殿にて開催中の写真展「Karl Lagerfeld - Visions of Fashion」。カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）のセルフポートレートが、名だたるルネッサンス絵画に混じって展示されている光景が印象的だ。

 　このポートレートは、慣例に従い、他のルネッサンス絵画同様ウフィツィ美術館に移されるという。
 
　他にも、フレスコ画などに混じって様々なファッション写真が飾られ、他の展示物と好対照を成している。

　「ダフニスとクロエ」シリーズの官能的な写真が2室に渡って展示されるほか、モデルのバティスト・ジャビコーニ（Baptiste Giabiconi）を使った「ユリシーズの旅」も。

　サラ・ビアンカ（Sala Bianca）のボヘミアングラスシャンデリアに並んで、天井からつりさげられたオートクチュールの写真35点のインスタレーションにも注目だ、
 
　ピッティ・イマージネ（Pitti Immagine ）とウフィツィ美術館が提携し、2018年まで芸術振興プログラムを実施。その一環としては初めての展示会となっている。先日16日には、カール・ラガーフェルド本人も来場した。会期は16年6月14日～10月23日。