マークスタイラーが、元マーキュリーデュオ（Mercuryduo）クリエイティブディレクター渡辺由香によるライフスタイル型セレクトショップ「エレンディーク（Elendeek）」の展開を2016年秋冬シーズンからスタートする。ターゲットは30代女性で、商品全体の7割をオリジナル、3割を買い付けで構成。今秋以降、直営店の出店や高感度セレクトショップへの卸販売を計画している。

 　ブランド名称の「Elendeek」は、Elegance（エレガンス）とBlend（ブレンド）を掛け合わせた造語。「アーバンエフォートレス」をコンセプトに掲げ、オリジナルコレクションでは異素材のミックスを取り入れるなどディティールに遊び心を加えつつ、女性らしいカラーバリエーションで大人が着回せるウェアを提案する。価格帯は、強みとするニットが2万円台、コートが5万円前後で、客単価は2万5,000〜3万円を想定する。
 
　店内には、オリジナルコレクションに加えて「ミュラーオブヨシオクボ（Muller Of Yoshio Kubo）」や「カルヴェン（Carven）」、「ラグ & ボーン（Rag & Bone）」、「エムエム 6 メゾン マルタン マルジェラ（Mm6 Maison Martin Margiela）」などの国内外のセレクトアイテムを揃える。ファッションカテゴリ以外にも、「ヴァイタルマテリアル（Vital Material）」のホームケアアイテム等、インポートのライフスタイル雑貨をラインナップ。プライベートでは子育て中の渡辺が"ママ目線"で買い付けたというキッズも取り扱う。渡辺は同セレクトショップについて「（日本ではまだ知られていない）ブランドや商品も集めていきたい」とコメントし、将来的には「路面店の出店や、アジアやヨーロッパ、ニューヨークなどへの海外展開も視野に入れている」と展望を語った。

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