2016/07/08
ディオールの新アーティスティックディレクターにマリア・グラツィア・キウリが正式決定
2016/07/08
クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が7月8日、元ヴァレンティノのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)を新アーティスティックディレクターに起用したとを正式に発表した。キウリはウィメンズのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーコレクションのデザインを手掛ける。

メゾンにとっては、ウィメンズコレクションに女性のデザイナーを迎えるのは史上初のこととなる。
ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)氏は、「マリア・グラツィア・キウリは素晴らしい才能の持ち主で、世界的にも知られている。彼女のエレガントで現代的な女性像と、メゾンの伝統とムッシュ・ディオールのクリエイティブな遺産を上手く取り入れて、完璧な調和をもたらしてくれるだろう」と評している。
「メゾン・ディオールに関わることができて、本当に光栄に思う。メゾンでは女性性の表現が要となっているので、史上初の女性デザイナーになるというのは非常な責任を伴うこと。豊かな歴史と伝統は、現代のファッションにも常にインスピレーションを与えている。そこに、私自身のヴィジョンを持ち込みたい。私を信頼してくださった、アルノー氏とトレダノ氏には本当に感謝している」とマリア・グラツィア・キウリ。
クリスチャン・ディオール・クチュール(Christian Dior Couture)のシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)CEO自身も、「マリア・グラツィア・キウリをメゾン・ディオールに迎えられて非常に喜ばしく思う。彼女の提案する、官能的でありながら詩的な女性像は、ムッシュ・ディオールに通じるところがある。クチュールの経験と技術や工芸に対する情熱は、我々のアトリエの卓越したクラフトマンシップにぴったりだ」とコメントした。
今年2016年の9月30日にパリで披露されるプレタポルテが、マリア・グラツィア・キウリがクリスチャン・ディオールで手掛ける初のコレクションとなる予定だ。
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