fashionsnap
2011/06/15
サンローランの名を不滅にしたヌード写真、日本初公開
fashionsnap
2011/06/15
東京・飯田橋の東京日仏学院が、写真家Jeanloup Sieff(ジャンルー・シーフ)が撮影したデザイナーYves Saint-Laurent(イヴ・サンローラン)にフィーチャーしたポートレート展を開催している。会場には1971年、当時のモード界に衝撃を与えたYves Saint Laurentのヌード写真をはじめ、日本初公開となる全32点の作品が並ぶ。会期は7月31日まで。
![]() サンローランのモノクローム写真展 |
「Yves Saint Laurent」のプレタポルテをはじめ数々のコレクションをカメラに収めているJeanloup Sieffは、Yves Saint-Laurentの死を受けてパリで開催された「イヴ・サンローラン40年回顧展」にも作品が数多く出品されており、デザイナーYves Saint-Laurentとの親交が深かったことでも有名。今回、東京日仏学院で開催されている「『べールを脱ぐイヴ・サンローラン』ジャンルー・シーフによるポートレート展」では、パリの回顧展で公開された一連の写真の中から、最も美しいYves Saint-Laurentと彼の貴重なコレクションの写真を展示。全32点の作品のなかでもYves Saint-Laurentのヌードを映した写真は、1971年に発売された「YSL POUR HOMME」の広告用に収めたもので、当時のモード界に衝撃を与えイヴ・サンローランの名を不滅のものにした作品と言われている名作。
パリとスイスで写真を学んだJeanloup Sieffは、1955年に若干22歳でフランス「ELLE(エル)」誌でフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。4年後の1959年には、フランスで最も歴史と栄誉ある写真賞「ニエプス写真賞」に輝く。その後1960年代にはニューヨークに滞在し、「Harper's BAZAAR(ハーパース・バザー)」「VOGUE (ヴォーグ)」「Esquire(エスクァイア)」など世界的なファッション誌やライフスタイル誌などを手がけており、1984年にはフランスの卓越した功績をあげた人に贈られるレジョン・ドナール・シュバリエ勲章、1992年にはフランス文化省写真家芸術賞を受賞。2000年に66歳という若さで死去した後は、夫人のバルバラ氏によって日本をはじめ世界の様々な国で展覧会が行われている。
■『べールを脱ぐイヴ・サンローラン』ジャンルー・シーフによるポートレート展
開催期間:6月10日〜7月31日
月〜金/9 :30~20:00、土/9:30〜19:00、日/9 :30~18 :00(祝日休館)
会場:東京日仏学院(飯田橋)
入場料:無料
Copyright © 2023 Fashionsnap. All rights reserved.