村上隆が蒐集する現代美術を中心とするコレクションを初めて大規模に紹介する展覧会「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」が、横浜美術館で開催される。現在も増え続け、5,000点以上あると言われる村上隆の美術コレクションの中から、既存の基準やヒエラルキーを超えて、独自の美意識と価値観で選ばれた作品・オブジェ群の一部、約400点を展示する予定。会期は2016年1月30日〜4月3日。

　同展は、「彫刻の庭」「日本・用・美」「村上隆の脳内世界」「スタディルーム＆ファクトリー」といったキーワードで会場を構成。「1950－2015」というキーワードの空間では、1950年代から現在までの国内外のアート作品をほぼ制作年に沿って機械的に展示し、村上隆の幼少時代の原体験や受けた影響をはじめ、既存の美術の流れとは異なる同氏独自の美術史の文脈についても考える機会を提供する。

　アーティストとしての精力的な創作活動の一方で、村上隆はキュレーターやギャラリスト、プロデューサーなど多岐にわたる活動も展開しており、特に近年は、独自の眼と美意識で国内外の様々な美術品を積極的に蒐集。そのコレクションは、現代美術を中心に日本をはじめとするアジアの骨董やヨーロッパのアンティーク、現代陶芸や民俗資料にまで及ぶという。

■村上隆のスーパーフラット・コレクション　
会期： 2016年1月30日（土）～4月3日（日）　
開館時間：10:00～18:00（入館は17:30まで）　
休館日：木曜日　※2016年2月11日（木・祝）は開館　
会場： 横浜美術館（神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1）