台湾で最大規模のファッション総合展示会「Taipei In Style（タイペイ・イン・スタイル）」が、台北で11月6日に開幕した。アッシュ・ペー・フランスのPR01.が主催する合同展示会「PR01. Trade Show」と初の共同開催により、台北ファッションウィークを形成。初日はロンドンブーツ1号2号の田村淳がモデルとしてランウェイショーに登場し、会場を沸かせた。

　「Taipei In Style」および「PR01. Trade Show」は、 松山文化クリエイティブ・パークを会場に11月6日から9日まで開催される。「Taipei In Style」は台湾と中国をはじめ10カ国196ブランドが出展し、国際的な出展を強化。また中国やAsean等、14カ国以上からバイヤーやメディアを誘致し、交流の場の創出と新規ファッションマーケットの開拓を目指している。会期後半の2日間は、会場を一般客にも解放。新作の販売をはじめストリートスナップ企画など様々なイベントが予定されている。

　「PR01. Trade Show」はショールームごとに展示するファッションエリアや、現代アートを取り扱う「New City Art Fair」エリア、そして日本の地場産業を発信する「Made in. / rooms地場産」エリアに分かれ、約80社が参加。田村淳がセレクトしたアイテムを集積したコーナーは、「細やかさや雅の感覚を持った日本ならではの技術やものを、多くの台湾の人に見てもらえれば」という思いが込められているという。

　会期中は、若手デザイナーの合同ショーやシューズブランドのショー、香港や上海のデザイナーによるショーなど、テーマの異なる13本のショーを開催。初日夜には台湾デザイナーのジョイア・パンによる「Try to Remember」とエプソンのコラボレーションショーが開催された。3日目には、秋葉原発のアイドルグループ「でんぱ組inc.」のライブが予定されるなど、セミナーや各種イベントを含め、より多彩なスケジュールで国際市場につなげるプラットフォームの構築を目指している。