2015/06/22
パリのメンズファッションウィーク、いよいよ開幕
2015/06/22
ロンドン、ミラノときて、ついにパリのメンズファッションウィークがスタート。期間は6月24日から28日までの5日間で、2016年春夏シーズンのメンズプレタポルテコレクションが披露される。1月に行われた前シーズンでは51ブランドがショーを行ったが、今期は合計49ブランド。それに15ブランドのプライベートプレゼンテーションが行われる予定だ。

「ヴァレンティノ(Valentino)」、「リック・オウエンス(Rick Owens)」、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、「ヨウジ・ヤマモト(Yohji Yamamoto)」、「ジバンシー(Givenchy)」「ケンゾー(Kenzo)」、「ディオール・オム(Dior Homme)」、「エルメス(Hermès)」、「ランバン(Lanvin)」、「サンローラン(Saint Laurent)」などのメゾンに混じって、新進気鋭のブランドなども名を連ねている。しかし一方で、若手から有名ブランドまで、5ブランドの不在も確認された。
まず、クロアチア出身デザイナーが手がける「ダミール・ドマ(Damir Doma)」は、フランスに会社を構えていたが、今年になってミラノにスタジオを移転。ブランドを休止したベルギーのデザイナー「クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)」や、アーティスティックディレクターが退任した「チェルッティ(Cerruti)」、ラストミニットにショーをキャンセルしたドイツの「ティルマン・ローターバッハ(Tillmann Lauterbach)」に加え、さらに日本のブランド「ミハラヤスヒロ」も今シーズンはカレンダーに名前が無い。

しかし、これらの不在をカバーするような形で、「バルマン(Balmain)」のような大手メゾンの参入も話題になっている。オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)手がけるバルマンは、初めてメンズコレクションをパリで発表。6月27日、現地時間の午後5時から始まるショーは注目の的になるだろう。

他にも、「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」は、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)を迎えて初めてのメンズウェア披露となる。
ブランドとしての「ジョン・ガリアーノ(John Galliano)」のカムバックも忘れてはいけない。今やメゾンは創始者であるデザイナーの手を離れ、クリスチャン・ディオール・クチュール(Christian Dior Couture)傘下で、彼の右腕だったビル・ゲイテン(Bill Gaytten)がデザインを担当しているが、イメージまで一新して挑んだコレクションのショーは、25日に予定されている。

オーストラリア発の「ストラテアス・カルルッチ(Strateas Carlucci)や、NYベースの「フッド・バイ・エアー(Hood by Air )」など、他にも若手クリエーターが新規に参入する。さらに、去年から顔を出しているフランスの「エチュード・スタジオ(Etudes Studio)」や「アンドレア・クルーズ(Andrea Crews)」、おなじみの「サカイ(Sacai)」、今年で4回目となる「ウミット・ベナン(Umit Benan)」なども登場。
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