ファッションブランド「MIHARAYASUHIRO（ミハラヤスヒロ）」を展開するソスウインターナショナルが、6月2日付けで新社長に戸田俊昭氏を迎え新体制に移行した。三原康裕氏は会長に就任。なお、次シーズンのパリコレクションは現状を鑑みてランウェイショーを休止し、プレゼンテーションにて発表を予定している。

ミハラヤスヒロに新社長 パリコレ休止

　1999年にソスウを創業し、後にソスウインターナショナルに社名を変更した三原氏は、これまで10年以上デザイナー兼社長を務めてきた。2011年6月2日付けで代表取締役会長に就任。ソスウインターナショナルの新たな代表取締役社長には、「Maison Martin Margiela（メゾン マルタン マルジェラ）」などを日本で展開するスタッフ インターナショナル ジャパン（旧・ここのえ）でホールセールマネージャーを務めていた戸田氏が就任した。6日付けの同社公式ブログでは同社の新体制について伝えると共に、「これからの10年はもっと大きな絵を書いて一組織、企業として飛躍する」と抱負が綴られている。

　2007-08年秋冬からパリ・メンズコレクションウィークに参加し、ランウェイショー形式で発表してきた「MIHARAYASUHIRO」だが、次シーズンの2012年春夏はショーを休止。その資金を東日本大震災の被災者への支援金とすることを決定した。ショーに代わってプレゼンテーションを開催し、最新コレクションの発表を予定している。