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fashionsnap
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掲載日
2017/03/01
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アンリアレイジが名和晃平と協業、彫刻のような3Dドレス制作
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2017/03/01
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デザイナー森永邦彦が手がける「アンリアレイジ(Anrealage)」が、パリで2017-18年秋冬コレクション「Roll」を発表した。アーティスト名和晃平(Sandwich)との協業によって制作された2体の3Dドレスも登場した。

ランウェイショーは、パリのファッションウィーク公式スケジュール初日に、ザ ウェスティン パリ ヴァンドーム内のサロン・インペリアルで開催された。冒頭で登場した2体は名和晃平とのコラボレーションにより、デニム生地の300メートルロールをロボットアームで切削して制作されたドレスで、彫刻と服の融合を試みたという。ロボットアーム切削は坂本設計技術開発研究所とNoiz Architectsが担当した。
廻り続けるファッションの姿を木の年輪に例え、コレクションには様々なテクニックによる年輪のモチーフや、積層状に重ねる手法が用いられた。リボンテープをロール状に巻いたドレスをはじめ、手編みニットやレーザー加工、ジャカードで年輪模様を表現したトップスやボトムス、そしてAラインのアウターやボトムスは円筒形のパターンから作られている。スパイラル状のパターンで作られたシリーズはファスナーを開けると一本のテープ状に解体され、後半のデニムシリーズは耳(セルビッジ)を積層状に重ねて表現。ラストルックは99枚のフェルト生地を重ね合わせて立体的なフォルムを作るなど、テクノロジーと職人技術によって新しい服作りのアプローチが試みられた。
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