藤田哲平が手がける「サルバム（sulvam）」が初のウィメンズコレクションを発表した。10月17日の今日行われたランウェイショーで、メンズコレクションに混じり計6ルックを披露。アイテムは、2016年春夏シーズンに展開される。

　デザイナー自身の今の気分を反映させたという2016年春夏コレクションは、継続的に展開しているギャバジンのアンコンジャケットをはじめ、ステッチを効かせた薄手デニムのセットアップなどを発表。ウィメンズでも共通の素材を使用し、裾をフリンジ状にしたマキシ丈スカートやシャツワンピース、ロングコートといったメンズの仕立てを活かしたウェアが登場した。海外の取り扱い店舗が増えており、デザイナーの藤田哲平は「TOKYO FASHION AWARD」の支援が終了してもパリでの展示会は継続する予定で、「ランウェイも可能な限り続けていきたい」とコメントしている。

　2013年にデビューしたサルバムは「ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）」で経験を積んだ藤田哲平が手がけるブランドで、昨年世界で活躍するファッションデザイナーを東京から輩出することを目的に新設されたファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD」を受賞。ミラノで行われたテキスタイル展示会「Milano Unica」に招聘され、合同ショーにも参加した。