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掲載日
2016/02/11
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ランウェイとリテールの関係は? イタリアは従来のスケジュールを維持、クリエイティビティを重視

掲載日
2016/02/11

 「常に新しいものを取り入れていきたいとは思うが、慎重にならなければ」とイタリアファッション協会のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長は話した。2月24日~29日に開催されるミラノ ファッションウィークに向けた記者会見の席でのことだ。
 
 「これまで上手くいっていたシステムを変えるには、その前に熟慮する必要がある」と同氏。ランウェイショーの日程に関する議論はここ数週間過熱しており、小売販売開始と同時にショーをすべきか、それとも従来通り4~6ヵ月前にコレクションを発表すべきか、意見が分かれている。

Carlo Capasa


 フランス服飾連盟と同じく、伊ファッション協会(CNMI)は「クリエイティビティ、生産体系の保護、そして若手ブランドの市場参入を奨励すること」を重視しているという。「イタリアは、ヨーロッパのテキスタイル・アパレル産業全体の総生産量のうち41%を占めている。11%のドイツや8%のフランスを遥かに上回る、欧州第一の生産国だ」。
 
 「過去からの遺産は受け継ぐ必要がある」とし、「幾つかのブランドが提案しているようなスケジュール、つまりコレクション発表と同時に小売りを開始する為には、生産を4~6ヵ月前から開始しなければいけない。そうすると必然的に、事前の発注に応じてリスクを避け、商業的なセレクトをすることになるだろう。クリエイティビティは犠牲になり、ショーには売れ筋のアイテムばかりが並ぶ。“スタイリスト”とマーケティングディレクターが、デザイナーにとって代わるという事態になりかねない」とカパサ会長は見ている。更に、ショーの前にイメージが流出する可能性も高い。

 「ランウェイショーは、決して売れないようなアイテムも含めて、“夢”を提供するものだ。ブランドのクリエイティビティーをアピールし、今後のトレンドがそこから少しずつ形成されていく。リテールとショーが同時期になれば、こうした側面は失われてしまうだろう」。
 
 また、会長は「一般大衆が新しいアイディアを受け入れるには、時間がかかる」とも指摘している。実際、ショーの段階では酷評されたコレクションが、いざ店頭に並ぶや否や大変な人気を博した、というケースは少なくない。初めてアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が手掛けた「グッチ(Gucci)」のショーなどが良い例だ。また、「プラダ(Prada)」が始めた極厚底のシューズも、最初は散々な評価が下ったが、後に様々なメゾンがこぞってコピーするヒット商品となった。
 
 「マーケティングばかり重視する流れから、ファッションを守らなくてはいけない。現行のシステムにも既に解決策は存在しているし、それを信じる必要がある。ランウェイにすぐ手に入るアイテムを取り入れているブランドもあるし、メンズのショーでウィメンズのルックを発表するというやり方もある」と締めくくった同氏は、若手ブランドにとってのファッションウィークの意義についても言及した。彼らが多くの目に触れる機会は、他に滅多にない。
 
 また、ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)のラファエロ・ナポレオーネ(Raffaello Napoleone)代表は、「今日起こりつつある変化は、最終消費者の目線に立った商業的な理論に由来するものだ。我々には見守ることしかできない」と慎重な見方を示す。
 
 CNMIの前会長、マリオ・ボセッリ(Mario Boselli)は、「イタリアとフランスのファッション業界は、マーケティングを重視するアメリカの流れには同調しない。しかし、例えばメンズとウィメンズを同時期にして間を埋めるといった、新しい形のファッションウィークの形を探っていくことはできる」と話した。


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