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掲載日
2013/11/29
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ファッションフィルムとは何か?ASVOFF創設ダイアン・ペルネに聞く
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2013/11/29
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ファッションにフォーカスした短編映画祭「ASVOFF Tokyo」が、東京で5回目の開催を迎えた。「クリエイティブを志す人が絶対見るべき短編映像祭」を目標にパリで2008年にスタートした同短編映画祭は、この5年間でニューヨークやロンドン、ミラノなど世界の主要都市で開催されてきた。「ASVOFF」創設者Diane Pernet(ダイアン・ペルネ)は年間約1000本のファッションフィルムに目を通すといい、同短編映画祭を通して伝えたいことは「ファッションフィルムの真の姿」だという。

「ASVOFF」は1995年、ダイアン・ペルネが製作した「Eley Kishimoto(イーリー キシモト)」のロードムービー「Adventure Of アドヴェンチャー オブ プレジャー」が当時、仕事をしていたクリエイターらから評価され「ロサンゼルスやメキシコで上映しないか」と声がかかったことがきっかけ。「上映するならば自分の作品だけではなく他の作品も一緒に」というダイアン・ペルネの思いから、「ASVOFF」の前身となる「You Wear It Will」と名付けて上映会が開催され、その2年後パリで「ASVOFF」として本格始動したという。
「最初は『知る人ぞ知る』小規模なものだった」というが、3回目からは場所をポンピドゥー・センターに移し、3日間のスケジュールで開催。「今年はポンピドゥー・センターの方から『ASVOFFの規模が大きくなり広く認知されていることがとても嬉しい』と、これまでより広い試写室を会場として提供して頂いた。当日は部屋を溢れる人が集まり、大盛況だった」と振り返る。
ダイアン・ペルネはファッションフィルムについて「ファッションフィルムは写真を寄せ集めたものではなく、単なるビデオとも違う。インスパイアされ、心が掻き立てられるもの」と定義しており、東京での開催について「私にとって東京は、パリの次に好きな都市。東京での開催は今後も続けて行きたいし、『ASVOFF Tokyo』の開催によって、若い人やクリエイションに携わる人に向けて『ファッションフィルムというのはこういうもの』ということを示していきたい。そして東京からもより素晴らしい作品が生まれるように『ASVOFF Tokyo』の存在意義を広く発信していきたいですね」と話している。
「ASVOFF Tokyo 2013」は、南青山の「Idol Tokyo」で11月29日から12月1日まで3日間にわたって開催される。
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