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掲載日
2016/04/18
2016/04/18
世界の偽ブランド品流通総額、年4000億ドル超に
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2016/04/18
2016/04/18
世界の偽ブランド品・海賊版商品流通総額は、貿易総額の2.5%にあたる4160億ドル(約45兆円)相当に上るという。経済協力開発機構(以下、OECD)が4月18日に発表した。

「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のバッグや「ナイキ(Nike)」のシューズといった偽ブランド商品は、ここ10年に渡って増え続けている。08年時点でのOECDの調べでは、世界の貿易総額の1.9%にあたる2000億ドル(約22兆円)だった。
偽物商品による被害は特に先進国で大きく、13年のEUへの偽物商品輸入総額は全体の5%にあたる1160億ドル(約13兆円)にも及ぶ。また、日本も米国、欧州に次いで影響を受けている。
OECDによると、偽ブランド品の大半が中国で生産されているが、国内企業の権利も頻繁に侵害されているのが現状だという。
08年以降急速に偽物商品の流通量が増えた背景には、グローバル・バリューチェーンの発達と、インターネットを介した売買の拡大があるとOECDは分析している。
(2016年4月18日現在、1米ドル=109円で換算)
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