プランタン銀座が、8月から9月下旬にかけて段階的に秋の改装を実施する。増加するインバウンド需要の対策強化を目的に、サービス系カウンター「サービスプラザ」の規模を拡大。同時に主要ターゲット層の利便性向上を目指して、ライフスタイル系雑貨やオケージョンドレスの取り扱いを拡充させ、売上高で前年比103%の改装効果を見込む。

　訪日外国人の旅行者数は、東南アジアから日本に訪れる観光客の査証免除措置などにより2013年に初めて1000万人を突破（日本政府環境局調べ）。プランタン銀座も2013年度の外国人観光客の利用が売り上げで前年比180％、取り扱い件数で同176％と急激に伸びており、今回の改装で免税コーナーの環境を整備する。「サービスプラザ」は8月1日から本館5階に移設し、面積は従来の2.5倍に拡大して免税専用受付を新設。免税手続きサービスシステム「グローバルブルー」を導入して還付手続きがIT化されることで、迅速かつ簡便なサービスを提供するという。

　秋の改装では、本館地下1階にデンマーク発のファンライフスタイル雑貨ストア「フライング タイガー コペンハーゲン」を百貨店として初導入。多様化するオケージョンシーンに対応するため、細かなシーン別に提案するドレスの自主編集売場「ローブ エ ローブ」を165平方メートルの規模で本館4階に展開する。