原宿の竹下通りの新商業施設「Cute Cube Harajuku（キュート キューブ ハラジュク）」が9月6日、開業した。施設のオープン時間12時には、メインテナントであるH&M傘下のウィメンズブランド「Monki（モンキ）」がテープカットを実施。施設の脇には、「Cute Cube Harajuku」の施設全体と「Monki」、それぞれの入店待ちの列が午前7時からでき、平日にもかかわらず多くの客が訪れた。

　三菱商事都市開発が開発を手がける「Cute Cube Harajuku」は、地下1階から地上3階まで4フロア構成。Jr原宿駅竹下口から徒歩3分という竹下通りの中央に立地し、ピンクやホワイトを基調にボックスを積み重ねたような館のデザインが特徴だ。午前11時には「Cute Cube Harajuku」全体のセレモニーが開かれ、三菱商事都市開発の関係者をはじめ、施設のオブジェを制作したアートディレクターを務める増田セバスチャンが出席。続いて開業時間の12時に合わせて「Monki」が単独でセレモニーを実施した。

　国内2号店、関東初出店となる「Monki」はオープン後多くの女性で賑わい、特に限定コレクションが人気を集めた。午前7時から並んだという会社員の女性は「H&Mのグループブランドということを聞いて、面白そうだなと思って並んだ。グラフィックがおしゃれだし、マスコットも不気味だけどカワイイ」と話す。H&Mジャパン代表取締役社長クリスティン・エドマン氏は、「H&Mとは全然違うテイストで、ストーリー性のある魅力的なブランド。Monkiらしさが発信できるよう、同社としても引き続きサポートをしていくつもりです」とコメント。一方、「Monki」のアジアセールスマネージャークリストファー・メリン氏は賑わう店内の様子を見て、「このお店はきっとMonkiのNo.1のショップになるだろう」と喜びを語った。

　三菱商事都市開発の事業推進チームリーダー竹岡悟氏はオープンを迎え、「ピンクの外観とオブジェがカワイイポイント。原宿・竹下通りにふさわしい施設が完成したと思う。女の子達が集まり続ける、憧れの施設に育って欲しい」と話した。