LVMH傘下のDFSグループが運営する国内唯一の路面型免税店「DFS ギャラリア 沖縄」が、「T ギャラリア 沖縄 by DFS」としてリニューアルオープンした。リニューアルでは、レストラン「パインツリーブレス」の設置と「Loyal T プログラム」会員向けの「プレステージ・ラウンジ」を導入。リニューアルを記念して制作された、俳優の伊勢谷友介が代表を務める「Rebirth Project（リバース プロジェクト）」が手がけたアート作品も展示されている。

　2002年の沖縄振興特別措置法の改正によって創設された「特定免税店制度」の制定により開業した「DFS ギャラリア 沖縄」は、国内唯一の路面型免税店としてこれまで10年間営業してきた。今回多様化する旅行客のニーズに対応するため、リテール環境やパーソナライズされたサービスを充実させたトラベラー向けリテール事業の「T ギャラリア by DFS」としてリニューアル。DFSグループは、昨年9月のハワイを皮切りにリニューアルを進めており、沖縄は世界5店舗目のショップとなる。

　館内には、「Gucci（グッチ）」や「Prada（プラダ）」、「Fendi（フェンディ）」などのラグジュアリーブランドが出店。化粧品・香水類やファッション・アクセサリー、腕時計・宝石類、ワイン・洋酒などが取り扱われるほか、新たなサービスとして、パーソナルショッピングサービスが提供される「Loyal T プログラム」会員向けの「プレステージ・ラウンジ」を導入。アメリカンイタリアンがコンセプトのレストラン「パインツリーブレス」もリニューアルを機にオープンした。

　リニューアルオープンを記念したイベントには伊勢谷友介が参加し、「T ギャラリア 沖縄 by DFS」のために制作したというトラベルの「T」をモチーフにしたアート作品「T in Art『旅は自分を映す鏡である。』」を披露。「合わせ鏡にぼんやりと写りこむ自分やゆがむ背景を通して、過去に体験した様々な記憶を思い返す装置をイメージして制作した」という作品は、5月31日まで設置される。