AFP
2016/11/22
フランス人デザイナー、メラニア・トランプ夫人への衣装提供を拒否
AFP
2016/11/22
ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人や民主党代表のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏のスタイリングを手掛けてきたニューヨーク在住のフランス人デザイナー、ソフィー・テアレ(Sophie Théallet)さんは、メラニア・トランプ(Melania Trump)新大統領夫人への衣装提供を拒否すると発表した。トランプ新大統領の言説に対する抗議の意思を表明するためということで、他のデザイナーにも同様の行動を呼びかけている。

テアレさんは公開状の中で、「多様性、個人の自由、あらゆる生き方への敬意」を守る立場から、新大統領夫人とは「いかなる形でも」繋がりを持つことを望まないものとして、メラニア夫人の衣装には関わらないと明言している。
「彼女の夫が大統領選中に行った、人種差別、性差別、外国人差別を含んだ言説は、私たちの価値観とは相容れないもの」とテアレさん。「政治に関わるのが必ずしも賢くないことは十分承知している」とした上で、「我々のような家族経営の企業にとっては、金銭だけが結果ではない」と述べた。
この公開状はSNS上でも話題となったが、多くの意見が否定的なものだった。
ソフィー・テアレさんは15年以上前にアメリカに移住し、ニューヨーク ウィークの常連だ。非常にフェミニンで個性的なクリエーションで、2009年からミシェル・オバマ夫人が頻繁に着用している。
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