「United Colors Of Benetton.（ユナイテッド カラーズ オブ ベネトン）」が、10月12日に新プロジェクトショップ「Benetton.Cube（ベネトン キューブ）」1号店を渋谷区神南に出店する。アパレルや雑貨など約300種類のアイテムを取り揃え、国内初展開となるアンダーウェアライン「Undercolors（アンダーカラーズ）」も発売。"エキナカフォーマット"にフォーカスした30～50平方メートルとコンパクトな店舗づくりで、都市部を中心にブランドの再認知と売り上げ拡大を狙う。

　「Benetton.Cube」はブランドカラーのグリーンをキーカラーに、旗艦店舗のデザインを手がけるイタリア人デザイナーPiero Lissoni（ピエロ・リッソーニ）による新コンセプトを取り入れた空間を創出。貨物のコンテナをイメージしたコンビニエントなイメージの店内で、シグニチャーアイテムのニットをカラーバリエーション豊富に揃える他、トップスを中心とするウェア、「Undercolors」のルームウェアやルームシューズも販売する。革小物やランチボックスなど雑貨類も含め常時約300種類のアイテムをラインナップ。1号店「Benetton.Cube Shibuya」は「マルイシティ渋谷」に入り、店舗面積は約38平方メートル。取り扱いブランドは「United Colors Of Benetton.」や「Undercolores」で、ウィメンズとメンズの構成比率は8：2、アパレルと雑貨は6：4。広報担当者は「2015年に向けて、ハイトラフィックを中心に30~40店舗を出店予定」としている。

　北イタリアのトレヴィゾ郊外に本社を構える「United Colors Of Benetton.」は、世界120カ国に向けて「ベネトンカラー」と称される鮮やかな色彩が特徴のウェアを展開。2012-2013秋冬シーズンからはベトナム出身のYou Nguyen（ユウ・グエン）を新クリエイティブディレクターに迎え、グローバルキャンペーンとして18歳から30歳の無職の若者からプロジェクト案を募り、そのうち100のプロジェクトに対して運営資金を付与するというコンテスト「Unemployee Of The Year（＝本年の最優秀失業者）」を開催中。国内では大型路面直営店「ベネトン メガストア」を表参道や名古屋、熊本に構えているが、2010年にリニューアルオープンした「ベネトン メガストア新宿」は今年2月で営業を終了している。