掲載日
2019/12/17
2019/12/17
検索プラットフォーム「Lyst」、2019年3月期は大幅な増収
掲載日
2019/12/17
2019/12/17
ファッション検索プラットフォームを運営するスタートアップ企業Lystが2019年3月期決算を発表した。新たな市場の開拓など積極的な事業拡大に取り組んだこともあり、売上高は前年比20%増の1820万ポンド(約26億2700万円)となった。

Lyst はイギリスのショーディッチで2010年に創業した会社で、ブランドのオンラインショップから大手ECまでを横断的に検索することが可能なプラットフォームを運営。今では世界中で数百万人が利用しているという。
成長戦略により増収とはなったものの、利益に関しては積極的な投資のために赤字が拡大し、前年の2倍となる620万ポンド(約8億9500万円)の損失を計上した。
昨年にはLVMHグループから4400万ポンド(約63億4900万円)の出資を受けている。長期的には、英語以外の言語に対応したサイトの立ち上げや、新しいアプリケーションのローンチ、コアチームの強化などに投資していくとしていた。
新しく進出したフランス、ドイツ、スペイン、イタリアでは98万5000ユーロ(約1億4200万円)の収益を上げているほか、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった英語圏の主要市場も堅調に推移した。
また、Lystはグーグル(Google)のブラッドリー・ホロウィッツ(Bradley Horowitz)製品担当副社長を取締役会に加えている。
(2019年12月17日現在、1英ポンド=144円で換算)
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