三井不動産運営のリージョナル型ショッピングセンター「ららぽーと立川立飛」の館内が、12月10日の開業に先がけて公開された。全250店舗の1/5に相当する50店舗が、新業態や都内初出店となるテナントで構成。1階「芝生の公園」を囲むように並ぶレストランゾーンや、モール内にシンボルツリーを備えた直径10メートルの「テラリウム」などを設け、自然と調和する空間を目指した。

　西東京エリア最大級のショッピングセンターとなる「ららぽーと立川立飛」では、メインターゲットのファミリー層に加え、20〜30代の女性の来館を促すため、ららぽーと初のワーキングウーマン向けワークショップ「ミツカル（mitsucul）」を定期的に実施。1階屋外の「芝生の公園」周辺には、「エッグスンシングス（Eggs 'n Things）」などのレストランにテラス席を設け、自然の中で食が楽しめるような空間に仕上げた。

　同施設の開業にあわせて新設された南口改札と立飛横断橋から直接繋がる2階イベント広場には、「ナノ・ユニバース フラメント クオレ（NANO・UNIVERSE FRAMMENTO CUORE）」「アクタス（ACTUS）」「カフェアミーゴ（Cafe Amigos）」等の店舗を路面店感覚で配置。都内初登場の50店舗以外にも、こだわりのサービス・商品を提供する店舗を多く集め、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ（BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS）」ではテラス席を併設する。

　立川エリアでは、既存のルミネ（LUMINE）や伊勢丹に加え、最近ではイケア（IKEA）がオープン。その一方で、駅北口で長く親しまれた商業施設「第一デパート」が閉館するなど、商業の過密化が懸念されているが、三井不動産では「（立川は）西東京エリアの拠点であり、さらなる活性化が見込まれるエリア。ワンストップ型でショッピングできる施設は多くはないので、我々が進出することで、立川により多くのお客様を呼ぶことができると考えている」という。ららぽーと立川立飛の目標年間売上高は330億円。



■三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛
所 在 地：東京都立川市泉町 935-1
アクセス：多摩モノレール「立飛」駅 2F連絡デッキ直結　　　　
（JR立川駅から乗り換え2駅）

敷地面積：約94,000平方メートル
構造規模：店舗棟...鉄骨造3階建、駐車場棟...鉄骨造6階建
延床面積：約154,000平方メートル（約46,600坪）
店舗面積：約60,000平方メートル（約18,000坪）
店 舗 数：250店舗駐車台数：約3,100台
営業時間：
ショッピング・サービス 10：00 - 21：00　　　　
フードコート 10：00 - 21：00　　　　
飲食・レストラン街 11：00 - 22：00　　　　　
スーパーマーケット 9：00 - 22：00