掲載日
2011/04/05
2011/04/05
プライスミニスター、アパレル模倣品の被害状況
掲載日
2011/04/05
2011/04/05
イーコマースサイト「プライムミニスター」は2010年のブランド模倣品に関するレポートをまとめた。ファッション・化粧品関連商品に最も大きな被害が見られた。
![]() プライムミニスターが発表した模倣品被害にあった主な企業 |
![]() アパレル商品・化粧品の模倣品。化粧品の模倣品は全体の54%に上る。 |
しかし、最も大きな被害にあっているのはアパレル商品と化粧品だ。化粧品に関しては2010年全体の54%を占める。そのうち洋服が38%、香水23%、バック類8%などは常連。アクセサリー10%と前年に比べて9%アップ。しかし特に増えたのはスポーツ用品で18%を占めた。特にコンバース(前年比98%増)と飛躍(Feiyue:186%増)だった。他にアバークロンビー&フィッチの模倣品は前年と比べて200%増加し、ランキングの20位に入った。
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中国、模倣品の39%を製造
プライスミニスターの調査によると、模倣品の販売店の86%(2009年は84%)はインターネットによって商品を仕入れていることがわかった。残りの10%は「贈答品」として受け取ったと説明し、他10%はフランス国内で仕入れた。しかし、ここでも中国が存在感を強めている。中国のサイト以外で仕入れた人が37%から29%に減少したのに比べ、中国の下ろしサイトで購入したと応えた人が32%から39%に急上昇。「相手はしっかりと組織化してきています。ですから私たちも計画的に協力して立ち向かわなければなりません。」プライスミニスター社の社長ピエール・コシュスコ・モリゼ氏は応える。同氏は主要国首脳会議を機会に模倣品問題に関する世間の関心を高めようとしている。
プライスミニスター者は2000年8月に設立。今日では1370万人のメンバーを抱え、2億個の商品を取り扱う。もともとはフランス企業だが、昨年、楽天によって買収された。現在本社は10区に位置しているが、近いうちにより大きなところに拠点を移すようだ。
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