2014/04/28
イエール国際モード・フェスティバル:松重健太がグランプリ受賞
2014/04/28
若手デザイナーの登竜門として知られる「第29回イエール国際モード&写真フェスティバル」のモード部門で 、エスモードジャポン出身のデザイナー松重健太(26歳)がグランプリを受賞した。同フェスティバルの最高賞である審査員大賞(グランプリ)は今春より、テキスタイル見本市「プルミエール・ヴィジョン」を主催するプルミエール・ヴィジョン社がスポンサーとなっており、グランプリを受賞した松重健太には賞金1万5000ユーロ(約213万円)が贈られた。


松重健太は自身のコレクションについて、「都会的な美しさである『雅』に対し、素朴な美しさである『鄙び』を感じさせるアーバン&モダンなコレクションを目指した」と説明。
グランプリを受賞した松重健太には、賞金のほか、Lemarié(ルマリエ)やLesage(ルサージュ)といった「Chanel(シャネル)」グループ傘下のアトリエを利用する権利が与えられる。
また、「Petit Bateau(プチバトー)」とカプセルコレクションを制作し、翌年のフェスティバルでランウェイショーを実施する。「プチバトー」は昨年より同フェスティバルと3年間のパートナーシップを結んでおり、5月2日には2013年の受賞者、フィンランド出身のSatu Maaranen(サトゥ・マーラネン)によるカプセルコレクションが発売される。
一方、素朴でありながら挑戦的かつセクシーなコレクションを発表したウクライナ出身のYulia Yefimtchukは、「Opening Ceremony(オープニングセレモニー)」特別賞を受賞。「オープニングセレモニー」創設者で、審査委員長を務めるHumberto Leon(ウンベルト・リオン)とCarol Lim(キャロル・リム)は、「今回の選考は非常に難しかった。才能豊かな若手クリエイターが多かったため、今回は特別賞を設けることにした」と話している。

また、リシュモングループ傘下の「Chloé(クロエ)」が提供する「Chloé」賞も、通常は受賞者1人のところ、今回は Liselore FrowijnとRoshi Porkarの2人が受賞した。

(2014年4月28日現在、1ユーロ=142円で換算)
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