2017/10/25
ドクターマーチン、大幅に増収増益 「DM’s Lite」シリーズとアジアがけん引
2017/10/25
ドクターマーチン(Dr Martens)の3月期通期業績は、売上高が25%伸びて2億9000万ポンド(約433億700万円)を突破した。利益も27%増と大幅に増加し、3750万ポンド(約56億円)に。

イギリス国内市場が好調だったオンラインでの売上は54%増の3240万ポンド(約48億3800万円)と大幅に拡大、一方の実店舗もアジアがけん引して十分な成長を記録した。
しかし、米国での売上は伸び悩み、厳しい状況が続いたという。それでも同地域での売上高は13%の増収となっている。
カテゴリ別に見ると、クラシックなモデルに軽量なソールをあしらった「DM’s Lite」シリーズが非常に好調で、年度を通じて20万足を販売。変わった色や花柄プリントなどが人気を博した。
ドクターマーチン社は2013年に英投資ファンド、ペルミラ(Permira)に買収されて以来、大規模な事業拡大を図ってきた。今年だけでも現在までに18店舗を新規開設しており、ロンドンのカムデン地区には旗艦店も立ち上げている。今後も、日本、韓国、欧州、英国、米国など、本年中にさらに25店舗を開店する予定だ。
しかし、3年間CEOを務めたスティーブ・ミュレー(Steve Murray)は今月初めに退任しており、現在ポール・メイソン(Paul Mason)会長をはじめ取締役会が後任を探している。決算はジョン・モーティマー(Jon Mortimore)CFOにより発表されることとなった。
新商品の投入により、若い頃「ドクターマーチン」を着用していた層からスニーカーで育った若い世代まで、幅広い消費者を取り込んだとCFO。
(2017年10月25日現在、1英ポンド=149円で換算)
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