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掲載日
2014/05/31
2014/05/31
日本の素材で勝負「ウールマーク・プライズ」3人の出場デザイナーが世界を目指す
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2014/05/31
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ザ・ウールマーク・カンパニーが主催するデザインコンテスト「International Wool Prize 2014/15(インターナショナル・ウールマーク・プライズ 2014/15 / IWP)」に出場するデザイナーらが、5月30日に都内で開催された会見に出席し、意気込みを語った。日本代表に選ばれたのは、「Ambell(アンベル)」の門野文蔵と「motonari ono(モトナリ オノ)」の小野原誠、そして新設のメンズ部門に出場する「Sise(シセ)」の松井征心。アジア地区大会は、7月17日に東京・虎ノ門で開催が予定されている。

アジア地区大会の会場は、6月11日開業予定の「虎ノ門ヒルズ」の最上階。各地域から選出されたファイナリストの最終審査会は、メンズが2015年1月に開催される「ロンドンコレクションズ;メン」、ウィメンズは3月に北京で開催が予定されている。会見に出席した「AMBELL」のデザイナー門野文蔵は「生活に密接したウールの新しい解釈を試みる」とし、「日本のアイデンティティで世界に挑戦する」という。2回目の出場となる「motonari ono」の小野原誠は、世界三大ウール産地の尾州の生地メーカーとウールのリバーレースを作るなど産地と取り組み、「国内は廃業していく生地屋などが多く、若手デザイナーが頑張ることで日本のものづくりが盛り上がれば」と目標を掲げた。新設のメンズ部門に出場する「Sise」の松井征心は、今回がコンテスト初挑戦。ウールの裏毛など、これまでにない素材作りに取り組んでおり「クリエイションだけではなく、ビジネス感覚も問われるプライズなので強みがある。アジア大会ではなくロンドンが目標」と意気込んだ。
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