掲載日
2018/03/20
2018/03/20
サルヴァトーレ・フェラガモが米国の偽ブランド品問題で勝訴 損害賠償は60億円超
掲載日
2018/03/20
2018/03/20
サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が、米国における偽ブランド品の裁判に勝訴した。インターネット上で「フェラガモ」ブランドの偽物を販売していた150ドメインを運営する60名の名義人に対し、同社はニューヨーク裁判所に訴えを起こしていた。判決では、偽物を販売していた業者に6000万ドル(約63億9000万円)の賠償命令が下されたという。

「裁判所の判決には非常に満足している。特に、こうした事例では珍しい額の賠償金が課せられたことは、良い前例になる」とフェラガモグループ。インターネットが偽ブランド品流通の主要経路となっており、ウェブを中心に監視しているという。
同社はここ数年に渡り、主に中国で偽ブランド品との闘争を続けている。昨年は、3万5000以上のコンテンツとプロフィールを複数のSNSから削除させた。さらに、「オンラインオークションサイトでも、偽ブランド品に関する広告を6万9000件近くブロックして削除させた」としている。
サルヴァトーレ・フェラガモの2017年度業績は振るわず、売上高が3.1%減の13億9000万ユーロ(約1814億4700万円)となった。エラルド・ポレット(Eraldo Poletto)前CEOはわずか1年半で退任し、現在はフェルッチオ・フェラガモ(Ferruccio Ferragamo)会長が暫定的に同職を兼務している。
(2018年3月20日現在、1米ドル=106円、1ユーロ=131円で換算)
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