AFP-Relaxnews
2018/02/28
サルヴァトーレ・フェラガモのエラルド・ポレットCEOが退任
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2018/02/28
サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のエラルド・ポレット(Eraldo Poletto)CEOが、わずか1年半で退任する。

業績と株価が振るわない状況での決定となる。フェラガモの株式は1年間で14.5%下落している。
グループの発表によると、「エラルド・ポレット氏との合意により、3月8日に予定されている17年度決算承認の取締役会を以て、同氏のCEO職を終了する」という。
「会社の歴史に新たな章を刻むのに貢献してくれた。デジタルの世界への進出は重要であったし、ブランドと商品に細心の注意を払っていた。先日のミラノ ファッションウィークでもそれはよくわかる」と、同社はエラルド・ポレットに謝意を示している。
10年間トップを務めたミケーレ・ノルサ(Michele Norsa)の後継として、ポレット氏は2016年8月にCEOに就任した。それ以前には、「フルラ(Furla)」のCEOを務め、ブランドの国際展開拡大に成功したことでも知られる。
フェラガモグループの2017年1-9月期は、純利益が28.3%減の7900万ユーロ(約103億3500万円)で、EBITDAも25.1%減の1億6200万ユーロ(約211億9200万円)と大きく減益。さらに売上高は0.9%減の10億ユーロ(約1308億1700万円)で、第3四半期には5.5%の減収となった。
エラルド・ポレットCEOは、昨年11月の時点で、2018年も「引き続き厳しい状況になる」と発表していた。「慎重に、適切なことをしなくてはいけない」。
少なくとも方策は間違っておらず、あと数四半期すれば結果が出るとアナリストは見ていたものの、9ヵ月業績は期待外れの結果だった。
シューズでの存在感は維持しつつ、バッグ、アクセサリー、アパレルといった商品カテゴリを強化する方針だ。
(2018年2月28日現在、1ユーロ=131円で換算)
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