2019/01/24
トッズグループ、2018年度は欧州で苦戦 米州・アジアは上向き
2019/01/24
トッズ(Tod’s)グループが発表した2018年度の既存店売上高は、前年比で3%減となった。本国イタリアおよび他の欧州市場が第4四半期に停滞したという。

グループの2018年度通期の売上高は9億4040万ユーロ(約1168億2500万円)で、Refinitivのアナリスト予想平均9億4800万ユーロ(約1177億6900万円)を下回った。
報告時のレートでは2.4%の減収となっているが、恒常為替レートで換算すると0.5%減とほぼ横ばい。
主要ブランド「トッズ」の売上高は5億950万ユーロ(約632億9100万円)だった。
「米州とアジア地域では好調だったが、欧州では観光客による消費が落ち、イタリアでは政治・経済が不透明性に打撃を受けた」という。
「ホーガン(Hogan)」の売上高は2億750万ユーロ(約257億7600万円)で1.8%増。イタリア市場で停滞したが、国外では2ケタ台の伸びがあり相殺された。
「ロジェ・ヴィヴィエ(Roger Vivier)は1億7900万ユーロ(約222億2600万円)と横ばいだった。
同ブランドに関して、「売上は目に見えて上向いた。ゲラルド・フェローニ(Gherardo Felloni)がデザインした新しい商品が店に並んだが、非常に良い反応を得ている」とグループ側。
「フェイ(Fay)」の売上高は3.4%減の6130万ユーロ(約76億1500万円)と、本国イタリアでの不調が響いた。
カテゴリ別には、シューズが7億5800万ユーロ(約941億5700万円)で横ばい、レザーグッズ・アクセサリーは3%減の1億3180万ユーロ(約163億7200万円)となった。
(2019年1月24日現在、1ユーロ=124円で換算)
With Reuters
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