掲載日
2011/03/01
2011/03/01
プルミエール・ヴィジョン、マテリアルの値上げが不安材料に
掲載日
2011/03/01
2011/03/01
2月10日にパリで行われたプルミエール・ヴィジョン・プリュリエルへの参加者は前年と比較して増加したようだ。エクスポフィル、プルミエール・ヴィジョン、ル・キュイール・ア・パリ、インディゴ、モダモン、ズームなど6つの展示会を統合した大イベントだ。2010年2月に行われた前回に比べ、6.5%増加した。
![]() 加工前のマテリアルを専門にしているエクスポフィルは将来活躍するだろうといわれているヤーンのトレンド特集を組んだ |
開催期間は3日間。約1500人の生地と未加工マテリアルの生産者がパリを訪れた。バイヤーを含めた訪問者は世界100カ国から5万5792人。
![]() ル・キュイール・ア・パリには約300の出展社が。 |
エクスポフィルはヤーンと糸を専門にしている展示会で4万5135人が訪れ10.3%の増加となった。インディゴはデザインやクリエイティブ系の布地を扱った展示会で前回比9%増の1万3572人を集めた。日本やアルゼンチンなど遠くはるばるやってきた世界からの訪問者は全統計の72%を占めた。
![]() モダモン、世界最大のアパレルとインテリアのための装飾品専門展示会 |
たくさんの訪問者がル・キュイール・ア・パリで毛皮製品を探したり、モダモンでボタンやレースを見比べている間、あるひとつの疑問が皆の頭をよぎった。「なぜこんなに値段が急上昇したのか」ということだ。プルミーエル・ヴィジョン主催者側は「ビジネスは好調だった」と話し、状況は大体2008年の不況以前に戻りつつある。しかし、生地やボタンなどのマテリアルが値上げするということはファッション業界にとって大きな不安材料であり、この先何ヶ月後、結果として現れることはまず間逃れないだろう。
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com