2013/09/04
プルミエール・ヴィジョン・プリュリエル:6つの展示会の配置や動線を見直し
2013/09/04
服飾関連の国際見本市「Première Vision Pluriel(プルミエール・ヴィジョン・プリュリエル)」が、9月17日〜19日に開催される。同じ会場で開催される6つの展示会には計1939企業が参加し、そのうち138社は今回が初参加。国際見本市として十分に注目に値する規模だ。

テキスタイル見本市「Première Vision(プルミエール・ヴィジョン)」とファイバー・ヤーンの見本市「Expofil(エクスポフィル)」には、計776社が出展する。プルミエール・ヴィジョン社のPhilippe Pasquet(フィリップ・パスケ)CEOは、「プルミエール・ヴィジョンにこれだけ多くの企業が出展するのは15年ぶりのこと」と話す。これは「欧州経済危機以前の数字に匹敵する」という。
また今回は、会場となるパリ・ノールヴィルパント展示会場を全体的に見直し、各展示会の配置や動線を変更して開催する。プルミエール・ヴィジョン社は、仏調査会社WSAにバイヤーを対象とした調査を依頼し、その結果を反映して見直しを行った。会場内の移動距離を減らすと同時に、情報別に構成することで、より見やすい配置になっているという。
「プルミエール・ヴィジョン」のジェネラルフォーラムは会場をホール6に移し、巨大スクリーンでは今後のトレンドをまとめたビデオを常時放映する。「Knitwear Solutions(ニットウェア・ソリューションズ)」は、ホール5からホール6に移動。代わりに「エクスポフィル」がホール5に移された。ホール6の入口付近には、イブニング&フォーマルウェアのフォーラムが設置される。プルミエール・ヴィジョン社は、「ここ数シーズン、中国やブラジル、ロシアのビジターから、フォーマルウェアの需要が増えているという話を頻繁に耳にする。アプローチは国によって異なるものの、不可欠なセクターとなっているのは間違いない」と説明している。
一方、会場内の動線を改善するため、ホール5と4を結ぶ連絡通路を追加。各ホールの中央をつなぐ通路となっている。また、服飾資材見本市「Modamont(モード・アモン)」はホール4へ、レザー見本市「Le Cuir à Paris(ル・キュイール・ア・パリ)」はホール3へと会場を交換。「モード・アモン」は「プルミエール・ヴィジョン」の隣に移動し、ホール3に移動した「ル・キュイール・ア・パリ」の展示面積は拡大した。また、ホール4には受付スタンドが新設される。
ホール2で開催されるOEM見本市「Zoom by Fatex(ズーム・バイ・ファテックス)」は今春、プルミエール・ヴィジョン社に買収されたが、展示会の内容は変更せずに実施されるという。
「プルミエール・ヴィジョン・プリュリエル」の2012年9月開催時のビジター数は、4%増の6万716人。出展者数は9%増加している。
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