2015/09/23
プルミエール・ヴィジョン パリ:今期は来場者数6万1700人 日本からは1901人が来場
2015/09/23
9月中旬にパリで開催された素材展示会「プルミエール・ヴィジョン パリ(Première Vision Paris)」は、来場者数6万1700人を記録して幕を閉じた。6つのセクションに1900社の出展者が集った今期は、業種を横断するような新しい編成など、様々な試みにも注目が集まった。

来場者数は昨年同期に比べ1%の減少。うち74%が海外からの来場で、174ヶ国もの国籍が揃ったという。イタリアを筆頭に(全体の11%)、英国、スペイン、ドイツ、ベルギー、オランダと、やはりヨーロッパ勢が大半を占めた。
また、アジアも外国人来場者のうち13%を占め、特に主要国からは「飛躍的な」増加があったという。日本からが1901人、次いで韓国から1209人が訪れた。また、中国は17%増加して2891人に上った。
しかし北米からの来場はやや減少し、2800人にとどまった。うち米国からは2400人で、地域別人数では全体の7番目にあたる。その他、ロシアが13%減少した一方、トルコからは3%増の2350人が訪れ、8番目に名を連ねた。

「海外からの来場者が大きく増加しただけでなく、訪れる企業のバリエーションも非常に豊かになった。規模の面では、中小企業だけでなく、個人のデザイナーから国際的なグループ会社まで様々であったし、ポジショニングも、大量流通ブランドからラグジュアリーメゾンと幅広い。もちろん、中価格帯~ハイエンドのファッション・アクセサリーブランドも多く見られた」と運営側はコメント。
次回の「プルミエール・ヴィジョン パリ」は2016年2月16日から18日に予定されている。また、同展示会は海外での展開も決定しており、今後、「プルミエール・ヴィジョン ライブ ソウル(Première Vision Live Seoul)」(10月12日~13日)、「〃 シャンハイ(Shanghai)」(10月15日~16日)、「プルミエール・ヴィジョン イスタンブール(Première Vision Istanbul)」(10月21日~23日)、「デニム・バイ・プルミエール・ヴィジョン バルセロナ(Denim by PV Barcelone)」(11月18日~19日)、そして「プルミエール・ヴィジョン ニューヨーク(Première Vision New York)」(2016年1月19日~20日)が順次開催される。
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