バッグブランド「フルラ（Furla）」を展開するイタリアのフルラが2017年度の業績を発表した。売上高は昨年対比20％増の4億9,900万ユーロ（約650億円）で、7年連続の2ケタ成長となった。

　グローバル全体における既存店ベースの成長が今回の好業績を牽引。特にAPAC（日本以外のアジアパシフィック地域）の売上成長が著しく、昨年対比50%増を記録し、売上シェアは全体の24%となった。日本は引き続き国別売上シェア1位で、昨年対比15.4%増、全体の23%を占めている。

　同社は、今後の成長をさらに促進する重要な要因として「顧客ニーズに答える商品力の強化」「ダイレクトコントロールを可能にする販路の拡大」を挙げ、その一環として2017年にはオーストラリア、ポルトガルの主要都市での販売流通権を買い戻した。2018年の上半期にはドイツ、チェコ共和国、アメリカ合衆国での出店を進める。

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